分散型取引所dYdXがカナダユーザー向けサービスの段階的縮小を発表

dYdXがカナダユーザー向けサービスの段階的縮小へ

仮想通貨デリバティブ取引所 dYdXは、市場から撤退する戦略の一環として、近日中にもにカナダのユーザーアカウントを禁止すると発表した事が分かった。

dYdXは、4 月 7 日(金曜日)付けの公式ブログの中で、カナダで「サービスを縮小する」意向を発表。同社は、国内にいる新しい消費者のオンボーディングプロセスを停止することから始めると述べている。4月14日(金曜日)に、同取引所は現在のカナダのすべてのユーザーを「クローズのみのモード」に移行し、アカウントからお金を引き出すことのみを可能にするとのこと。

経済的機会へのアクセス民主化に取り組む

同取引所によるとDYdXは、製品の決定に関する透明性を提供し、経済的機会へのアクセスを民主化することに取り組んでいるとのことだ。

2023年2月22日、CSA(カナダ証券管理局)は、カナダでの登録を検討しているCTP(仮想通貨取引プラットフォームの新要件を概説する通知をリリース。該当するCTPは、dYdXのように、法的拘束力のある新PRU(事前登録事業)に同意しなければならない。

dYdXはカナダの現規制環境が今後数年間でさらに進化し、同国でサービスを継続できるようになることを強く期待。この措置を講じる決定は、カナダの証券管理者が、国内の仮想通貨取引所の登録要件に対するさらなる制限を発表した後に実施されている。規制を遵守するために仮想通貨プラットフォームは、カナダのクライアントが、それ自体が証券および/またはデリバティブである仮想通貨を売買するための暗号契約を締結することを禁止する」必要があるとのこと。

dYdX の多くの顧客と仮想通貨市場関係者は、2022年9月にDEX=分散型取引所によって提供されたキャンペーンに反対の声を上げた。この時のプロモーションでは、ライブカメラの画像を利用し、誰かの身元を確認するための25ドル(約3,300円)の入金ボーナスが提供されており、このイニシアチブは最終的に取引所によって中止されている。同取引所は今回の措置について、提起されたプライバシーの問題の一部ではなく、「圧倒的な需要」を理由として挙げている。

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