2018年の仮想通貨で最も印象的なニュースはセキュリティ問題から発覚した大手仮想通貨取引所コインチェックのNEM不正流出事件が記憶に新しい。2018年はセキュリティの問題にかなりの疑問を抱き仮想通貨市場から離脱した投資家もしくなくなはい。
これらの仮想通貨市場のセキュリティ問題の懸念点を、投資家やユーザーから払拭するため大手仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)は大きな一歩を踏み出した。
ウィンクルボス兄弟が運営する大手仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)は29日、同取引所の公式ブログにて大手監査法人であるDeloitte & Touche LLP (Deloitte/デトロイト) によってセキュリティの監査を完了させたことを発表した。
このセキュリティの監査は仮想通貨取引所および、カストディサービスを手がける業界では世界初の発表となる。
セキュリティ監査の内容
今回のセキュリティ監査の内容は「Service Organizations2(SOC2・セキュリティオーガニゼーション2)」と呼ばれるものであり、「Tyep1テスト」を完了させたものである。これらの監査の統制は米国会計士協会(AICPA)によって設定されてたサービスの基準を満たしているか検査される。
またサービス基準には次のような内容な監査基準としてチェックされたようだ。
- Geminiの交換アプリケーション
- インフラストラクチャ
- 基盤となる顧客データベース
- オンライン、オフラインウォレットの秘密鍵を保管システム
この発表について取引所ジェミニは公式発表のなかで次のよう述べている。
「あなたの暗号通貨を購入、売却、そして保管するための安全で安全なプラットフォームをあなたに提供することは、お金の未来を築くという私たちの使命にとって最も重要です。この標準の遵守が、すべての小売および機関の消費者が彼らの暗号通貨の交換と管理人に期待するべきことであると強く感じます。暗号を交換して保管するときに何が問題になるのかを知っています。」
またService Organizations2(SOC2・セキュリティオーガニゼーション2)」のTyep1テストの完了発表に続いて、今後2019年までに「Type2」の獲得を目指し、内部監査と内部統制の有効性をさらに検証していくと述べた。
取引所Gemini(ジェミニ)は以前からセキュリティに関して最善の注意を払っており、昨年9月には米ドルの価格に裏付けされた独自ステーブルコイン「Gemini dollar(GUSD /ジェミニ・ドル)」がニューヨーク州の規制当局に承認されてことを発表している。