ウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所「Gemini(ジェミニ)」は3日、大手保険会社と提携し、顧客や投資家の保有または、取引所ジェミニが保有する仮想通貨に対して保険を適用することを発表した。
今回の保険を適用することに際して、ニューヨーク証券取引所に上場している大手保険会社「AON(エーオン)」社と提携し、この発表を同社の公式ブログにて公開している。
Introducing Digital Assets Insurance, which furthers our mission to build the future of money via @Medium https://t.co/Yi58GQChjw
— Gemini (@GeminiTrust) October 3, 2018
今回の大手保険会社との提携についてジェミニのリスク管理を担当しているYusuf Hussain氏は次のように述べている。
消費者は、従来の金融機関が提供していた保険の保護と同じレベルの保険適用を求めている。保険会社を教育をすることで、顧客にそのような保護を提供できるだけでなく、暗号業界全体の消費者保護の期待も高めることになる。
ジェミニは先月、ニューヨーク州の規制当局に承認された米ドルと1:1で裏付けされている独自のステーブルコイン「Gemini dollar(GUSD /ジェミニ・ドル)」を発行し、ステーブルコインの市場に参入している。
ジェミニは以前まで、保有するドル資産の保障に関して連邦預金保険公社(FDIC)が資金を保障する仕組みを採用していたが、今回の大手保険会社との提携により、独自のステーブルコインであるジェミニ・ドルの市場シェアに大きな変化が起こると予想されています。