2018年11月23日のニュースメディア「インターナショナルタイムズ」の報道によると、ここ最近のビットコイン価格下落の影響は投資家のみならず、マイニング業者にも大きな損害を与えているという。
仮想通貨市場の低迷により、中国の一部のマイニングマシン販売業者は、高価なマシンを中古市場で叩き売りしており、マイニング業界は以前のような輝きを着実に失いつつある。
昨年は約2万元(約32万円)で販売されていたマイニングマシンは、現在100元〜1600元(1600円〜2.6万円)ほどの価格で売られている。
これほどの低価格であっても、販売は困難だという。
現在のビットコイン価格では、高額な電気代を賄うことは困難であり、収益性を見込めないのが原因である。
仮想通貨市場低迷の原因はどこに?
仮想通貨市場がこれほどまで低迷している要因は一つには絞れるものではない。
しかし、ビットコインキャッシュのハッシュ戦争が、価格の大幅な下落に大きく関わっていると多くの人は考えている。
2018年11月15日にハードフォークしたビットコインキャッシュは、BitcoinCash ABCとBitcoinCash SVの2つを生み出し、世界中の取引プラットフォームを一時的に停止させ、ビットコインキャッシュマイナーに多大な悪影響を及ぼした。
大手マイニング企業であるBitmainなどは、大企業が持つ経済性を背景に利益を得てマイニングを続けているが、マイニングコストの上昇は中小規模のマイニング業者にとっては大きな脅威となっている。
高額な電気代や消費電力などは各地域でも問題視されており、マイニング業界にとっては厳しい状況が続く。