リップル・プライム、Virtuなど機関投資家向けに100以上の市場で24/365稼働のRWA永久スワップを開始

伝統金融とデジタル資産の融合:100以上の市場で24時間取引が実現

暗号資産大手リップル(Ripple)社は、同社の機関投資家向けプライムブローカレッジ部門であるRipple Prime(リップル・プライム)において、RWA(現実資産)に連動した無期限(パーペチュアル)スワップサービスの提供を開始した。

日本語訳:
2026年はRWA perpsの年であり、今日、Ripple Primeは機関投資家クライアントが100以上の参照市場に対してRWAスワップを取引・決済できるようにしており、他の資産クラスに対して24時間365日クロスマージンで対応しています。
単一の…

このサービスにより、取引市場は株式、ETF(上場投資信託)、株価指数、貴金属、エネルギー、外国為替など100種類以上の伝統的資産クラスを網羅。最大の強みは、分散型取引所Hyperliquid(ハイパーリキッド)上のTrade.xyz(トレード.xyz)が提供する無期限先物を参照することで、従来の金融市場が休業する週末や夜間も含めた24時間365日のシームレスな取引環境を実現した点にある。

これにより機関投資家は、時間的制約を受けることなく、急な市場変動に対するリスクヘッジや機動的なポートフォリオの調整が可能となる。

大手マーケットメーカーVirtuが参入、機関投資家の導入を後押し

今回の展開において大きな注目を集めているのが、大手マーケットメーカー(流動性供給業者)であるVirtu Financial(ヴァーチュ・ファイナンシャル)社の参画だ。Virtu社はすでにRipple Primeを通じた本サービスの取引を開始している。

同社のデジタル資産事業開発責任者であるスコット・モーグリング(Scott Moorgling)氏は、市場が24時間取引の時代へシフトする中で、複数資産を一元管理できるインフラの利便性を高く評価しており、新たな流動性プールにおけるプレゼンス拡大に意欲を示している。

また、Ripple Primeのマイケル・ヒギンズ(Michael Higgins)インターナショナルCEO(最高経営責任者)も、機関投資家がデジタルインフラの持つ高い効率性と24時間アクセスの利便性を強く求めていると言及。伝統的金融とデジタル金融の交差点として、RWAスワップの重要性を掲げている。

RLUSDを活用した統合的リスク管理とクロス・マージン機能

このサービスは単に取引時間を延長するだけでなく、証拠金管理の効率化においても革新的な設計が施されている。

クロス・マージン(証拠金統合)の導入
投資家はRWAスワップのポジションを、Ripple Primeが取り扱う他の資産クラスと組み合わせて一元的に管理できる。これにより、単一の契約窓口で担保効率を最大化し、ポートフォリオ全体のリスクを相殺・管理することが可能だ。


自社ステーブルコインRLUSDの担保利用
リップル社が提供する米ドル連動型ステーブルコインRLUSDを取引担保として差し入れることが可能になった。暗号資産インフラとの親和性を高めることで、デジタル資産を基盤としたスムーズな資金運用を実現する。

拡大を続ける機関投資家向けエコシステムと将来の展望

Ripple社は過去に実施したHidden Road(ヒドゥン・ロード)社の買収(※現Ripple Primeへのリブランド)を足がかりに、従来のウォール街の主要行が独占してきたブローカレッジ領域への浸透を急速に進めている。最近では投資大手Brevan Howard(ブレバン・ハワード)との提携拡大やレバレッジ型ETFスワップの展開など、機関投資家向けプロダクトの拡充が顕著だ。

現在、このRWAスワップ取引は英領バージン諸島(CIV BVI)のライセンス下で運営されているが、同社は今後の需要拡大を見越し、さらなる対象地域のグローバル展開を計画しているす。現実資産のトークン化およびデリバティブ取引が世界的に急増する中、Ripple Primeは伝統的金融とDeFi(分散型金融)を繋ぐ主要な架け橋としての地位を固めつつある。