Aztec Labs、イーサリアムL2のプライバシーウォレット「zk.money」を3年ぶりに再ローンチ

Aztec Labsがzk.moneyを3年ぶりに再ローンチ

Aztec Labs(アズテック・ラボ)は、3年間の休止期間を経て、プライバシー重視のイーサリアム(Ethereum/ETH)レイヤー2ウォレット「zk.money(zkマネー)」を再リリースした。

日本語訳:
zk.moneyが帰ってきました。2021年、zk.moneyはイーサリアムにプライベートトランザクションをもたらしました。75,000以上のウォレットと1億ドル以上の取引量を記録しました。本日、完全分散型ネットワークであるAztec Network上で再始動します。今すぐタグを取得しましょう

かつての旧インフラから刷新され、現在はAztec Network上で稼働している。従来のイーサリアム上では、パブリック・レジャー(Public Ledger:公開分散台帳)を通じて誰でもウォレットの残高や取引履歴を容易に閲覧できてしまう。これに対し、再ローンチされたzk.moneyは、ウォレットの残高や送金額、取引当事者といった機密情報を秘匿化する。

ENS対応の分かりやすいハンドル:
長い16進数のアドレスの代わりに、「bob.zk.money」のような読みやすいユーザー名(ハンドル)を採用しており、リンクを共有するだけで簡単に送金や請求ができる。
取引所からの直接送金:
対応している暗号資産取引所から、直接zk.moneyのタグ宛てに資金を送金することが可能。
セルフカストディ設計:
改ざん不可能なスマートコントラクトを採用しており、ユーザーの資金を勝手に移動・凍結できる特権的な管理者権限は存在しない。

導入初期における厳格な制限と手数料

新しいネットワークはまだ初期段階にあるため、安全性とシステムの安定性を考慮して厳格な制限が設けられている。

取引の上限額:
個別の入金、支払い、出金の上限はいずれも2,500ドル(約39万円)に設定されているほか、プラットフォーム全体の1日の入金枠は50,000ドル(薬80万円、※時間の経過とともに回復)となっている。
対応資産と手数料:
ユーザーはDAI、USDC、USDTで入金できるが、USDCとUSDTは自動的にDAIへ変換される。手数料は入金時におよそ0.35ドル+ガス代、出金時におよそ0.20ドルがかかりますが、1日あたり最大100件の取引で手数料の補助を受けることも可能。
注意点(追跡可能性):
資産がAztec Network内部へ移動した後の取引プライバシーは完全に保護されるが、イーサリアム側から初期入金を行う際の送信元や金額は、パブリック上に記録として残る。

過去の経緯と現在のセキュリティ体制

初代zk.moneyは2021年にリリースされ、7万5,000以上のユニークウォレットと1億ドル(約156.5億円)を超える取引高を記録したが、技術的な制約から2023年に運用を終了している。今回の復活は、最新の汎用プライバシー・インフラ上で動作する新しいプロダクトとなる。

一方で、ドキュメントでは現在のネットワークがまだ初期アルファ段階であることが警告されている。完全な監査が完了するまでの間、不具合を検知するための監視システム「Oxide」が稼働しており、将来的にはより堅牢なバージョンへの移行が予定されている。また、過去に終了した旧プロダクトに関連するスマートコントラクトのインシデントとは完全に切り離されており、現在のzk.moneyへの影響はない。

 

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