ワールド・リバティ、1億ドル規模の投資巡り資金源への疑問が浮上

ワールド・リバティとAqua 1の1億ドル規模の投資を巡る資金源調査をイメージした画像

Aqua 1による大型投資、英国の資金洗浄捜査との接点が焦点に

WLFI(World Liberty Financial)が、Aqua 1による1億ドル(約159.3億円)規模のトークン購入を巡り精査に直面している。

Aqua 1の背後にいる実業家グレン・「ボビー」・チョウ(Glenn “Bobby” Chow)氏と英国の資金洗浄捜査との関係や、投資資金の出所が焦点となっている。

Web3Portとの関係や過去の事業経歴にも注目

チョウ氏は2021年、英国当局に資金洗浄の疑いで逮捕されたものの、現在まで起訴されていない。英国当局は2026年7月下旬時点でも捜査が継続中だとしている。

チョウ氏は以前、英国でフローリング小売業を経営していたが、同社は経営再建に入り、父親の会社に約500万ドル(約8億円)の負債を抱えていた。その後は仮想通貨プロジェクトCaduceus(カドゥケウス)に関わり、約760万ドル(約12億円
)を調達したものの、トークンは最終的に価値の大半を失った。

CaduceusはChina Merchants Securities (UK)(チャイナ・マーチャンツ・セキュリティーズUK)とBin Zayed Group(ビン・ザイード・グループ)から支援を受けていると主張していたが、両社は後に否定している。チョウ氏はその後アブダビに移り、仮想通貨投資会社Web3Portに関与するようになった。

Web3Portが管理するウォレットは2025年1月に2,000万ドル(約31.8億円)相当のWLFIを購入し、Aqua 1が管理しているとみられる別のウォレットは同年6月に8,000万ドル(約127.4億円)相当を購入した。また、Web3Portと関係する英領バージン諸島の企業は後にAqua 1 GP Limitedへ社名を変更している。

ただし、Aqua 1はWeb3Portとの関係を否定している。

1億ドルの資金源とコンプライアンス確認に疑問残る

今回の焦点となっているのが、Aqua 1による1億ドル規模のWLFI購入に使われた資金の出所だ。WLFIは、適用される法律や規制を遵守し、業界標準を満たす、あるいはそれを上回るコンプライアンスプログラムを維持していると説明している。

一方、広報担当者のデビッド・ワックスマン(David Wachsman)氏は、WLFIがAqua 1の投資資金の出所を把握していたかどうかについては明らかにしていない。

デジタル資産調査会社Recoveris(リカバリス)のパトリック・プリンツ(Patrick Prinz)最高執行責任者は、チョウ氏の過去の事業失敗や突然の巨額資金、取引規模、英国での資金洗浄捜査との関連などを踏まえ、資金源に関する書類提出を求める要因になり得るとの見方を示している。

また、WLFIの収益分配構造に基づき、Aqua 1による購入額のうち最大7,500万ドルがドナルド・トランプ氏が支配する企業に渡ったと報じられている。ホワイトハウスはトランプ氏に利益相反はないとしている。

チョウ氏は現在も刑事訴追を受けておらず、チョウ氏の過去の活動と1億ドルの取引との直接的な関連は示されていない。ただ、1億ドルの資金源が明らかになっていないことから、取引時のデューデリジェンスやコンプライアンス確認を巡る疑問は残っている。

 

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム