BitPayがビットコインライトニングネットワーク決済のサポートを開始

BitPayがライトニングサポートを追加

米・アトランタのビットコイン決済サービスプロバイダーBitPayは、ビットコイン(Bitcoin)ブロックチェーンのレイヤー2スケーリングソリューションであるライトニングネットワークのサポートを追加した事が分かった。

BitPayの共同創設者トニー・ガリッピ(Tony Gallippi)氏は、マイアミで開催されたBitcoin 2022 conferenceで、ライトニングネットワークの統合を発表。同社のプレスリリースによると、BitPayを使用するマーチャント(商人)は、Cash AppStrikeなどのライトニング対応ウォレットに加え、100を超える他のウォレットから支払いを受け取れるようになった。

ライトニングネットワークはビットコイン(Bitcoin/BTC)とライトコイン(Litecoin/LTC)の両方をサポートしているものの、BitPayは現時点でビットコインのみをサポートすると述べている。承認は、ライトニングネットワークのサポートを構成するため、追加の手順を実行する必要はなく、顧客は、購入時にLightning対応のウォレットで支払うオプションが表示され、ライトニングネットワークはビットコイン取引をオフチェーン決済する。つまり、手数料を削減し、取引時間を改善する。BitPayは、ビットコインの平均取引手数料は現在1.72ドル(約210円)に対し、ライトニングネットワークの手数料は通常1セント(約97銭)未満で、ガリッピ氏は次のように語っている。

BitPayとライトニングネットワークの統合により、顧客はより多くの選択肢を提供し、マーチャントはブロックチェーンテクノロジーを活用してより多くの支払い方法を利用できるようになります。


大手企業が続々とライトニングネットワークを採用

BitPayは最大の仮想通貨支払いプロセッサであると主張しており、同社報告書によると、年間10億ドル(約1,236億円)のトランザクションを処理している。

BitPayはLightningを統合するのに最もボリュームのあるプラットフォームの1つになるが、他のさまざまな支払いプロセッサが過去数年でライトニングネットワークを統合している。

Coingateは、2018年にライトニングネットワークを追加した初の支払いプロセッサの1つで、スイスのプロセッサであるBitcoin Suisseも2021年にテクノロジーを統合し、ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏が率いるCashAppは2022年1月にライトニングネットワークの追加を発表している。これらのほかにも、Twitter、Substack、Chainalysis、Bitfinex、Krakenなど、他の企業もライトニングネットワークのサポートを追加している企業に名を連ねている。

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