World ChainがストリーミングEIP-7928ブロックアクセスリストを導入
イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワークWorld Chain(ワールド・チェーン)は、200ミリ秒単位で生成されるFlashblocks(フラッシュブロック)(※1)を通じて「EIP-7928」ブロックアクセスリストをストリーミング配信する仕組みを導入する。
この革新的な技術を商用ネットワークとして実装するのは、World Chainが初の事例となります。新機能は8月17日よりメインネットで稼働を開始する予定だ。
イーサリアムのレイヤー2(L2)ネットワークに導入されているブロックチェーンの取引確定速度や応答性を大幅に向上させるために開発された技術システムの事
段階的な情報配信によりトランザクションの並列検証を実現
従来のブロックチェーンでは、バリデータはブロックが完全に生成されてから内部の取引を順次処理する必要があるため、ネットワークの拡大に伴い、高い計算処理能力を持つハードウェアが要求されるという課題が存在していた。
Full block access lists are coming to World Chain Mainnet on August 17. This deep dive covers the protocol design, execution model, benchmarks, and why streamed access lists matter for scaling. https://t.co/HOKb0ZYVAl
— World Chain (@world_chain_) August 5, 2026
フルブロックアクセスリストは、8月17日にワールドチェーンのメインネットに導入されます。この詳細な解説では、プロトコルの設計、実行モデル、ベンチマーク、そしてスケーリングにおいてストリーミングアクセスリストが重要な理由について説明します。
今回のアップデートでは、各取引が読み書きするデータ領域を記録した「ブロックアクセスリスト」を200ミリ秒ごとに分割・ストリーミング配信。これにより、ブロック構築の途中であっても、バリデータは互いに干渉しない取引を複数のCPUコアで分散・並列検証できるようになる。その結果、確定時の処理負荷が一カ所に集中せず、検証時間が大幅に短縮される。
ハードフォークなしで毎秒1ギガガスの高スループットを達成
内部テストにおいて、標準的なクラウドインフラ環境下でスループットを従来の毎秒170万ガスから最大1ギガガスまで増加させた場合でも、検証時の遅延(レイテンシ)は一定水準で安定することが確認された。バリデータの処理性能が限界を迎える前にシーケンサー側が上限に達するほどの高いスケーラビリティを示している。
この機能はランタイムフラグ形式で導入されるため、ネットワーク全体のハードフォークを必要としない。ノード運営者は事前にソフトウェアを更新するだけでスムーズな移行が可能だ。今回の取り組みは、検証用ハードウェアのスペックを引き上げずにスループットを格段に向上させ、分散性を保ったままWeb3インフラの拡張性を高める重要なステップとなる。
























