エアドロップや取引所出品中の偽BounceBitサイトに注意!

BounceBit がBBトークンのエアドロップを開始

ビットコイン(Bitcoin/BTC)再ステーキングプロトコルであるBounceBit(バウンスビット)は、2024年5月13日02:30 UTC(日本時間:同日11:30)にメインネットの正式な開始を発表直後、UTC08:30から10:00(日本時間:17時半~19時)まで、同社はBBトークンのエアドロップを開始した。

さらに、待望であった仮想通貨取引所KuCoin(クーコイン)とGate.io  https://www.gate.io/ への BBトークンの上場により、市場での存在感が拡大すると期待されており、両取引所は13日10:00 UTC(日本時間:同日19時)から取引を開始した。

BounceBit取引開始=フィッシング詐欺注意

BBトークンのエアドロップ開始のニュースは、サイバーセキュリティの警告によってその興奮が冷めている。

日本語訳:
BounceBitが本日メインネット上で公開され、BBトークンのエアドロップが発行されますが、Googleでの最初の検索結果は、フィッシングサイトbouncbit[.]io にジャンプしますのでご注意ください。リスク。

SlowMist(スローミスト)の情報セキュリティ責任者@23pds氏は、重大なリスクを警告。「BounceBit」のGoogle 検索結果は、bouncbit.ioというフィッシングサイトであり、ユーザーの安全を脅かしていることが分かったという。同氏は、クリックするとフィッシングサイトbouncbit[.]ioにジャンプすることから、リスクを認識するよう、警告している。

この警告を受けて、BounceBitはX(Twitter)アカウントで公式エアドロップとカスタマーサポートのリンクを共有。また、公式発表スレッドの下にその名前を使用してリンクを投稿するツイートは詐欺である可能性が高いと警告した。

BounceBitメインネットとBBトークンのエアドロップの開始は、2024年初めにプロトコルが600万ドル(約9.4億円)のシード資金を確保した後に実施。Blockchain CapitalとBreyer Capitalが同ラウンドを共同主導し、さまざまなベンチャーキャピタルやエンジェル投資家が参加したという。さらに、4月には、Binanceのベンチャーキャピタルおよびインキュベーション部門であるBinance LabsがBounceBitに非公開の金額を投資している。

BounceBitの中心には、BTC再ステーキングメカニズムが導入されており、BTC Restake Chainを皮切りに、SSC(Shared-Security Clients:シェアードサービスセンター)インフラストラクチャーを立ち上げている。このメカニズムには、バリデータがBTCとBBの両方をステーキングするデュアルトークンシステムが含まれている。そのため、このようなメカニズムによってプラットフォームのセキュリティと安定性が向上するとのことだ。

5月13日時点で、DeFiLlamaは、BounceBitのTVL(プロトコルにロックされた総額)が4億4,865万ドル(約701億円)であると報告。その支援を考えると、BounceBitのメインネットの立ち上げとBBトークンのエアドロップが仮想通貨コミュニティの関心を引き、詐欺師を引き付けるのは現在の悪意を持つ者の自然な流れなのかもしれない。