Glassnodeで顧客データ漏えいの恐れ
暗号資産のオンチェーンデータ分析で広く知られるGlassnode(グラスノード)において、顧客のメールアドレスをはじめとする個人データが外部に流出した可能性のあるセキュリティインシデントが浮上した。
事態が公になった背景には、オンラインコミュニティRedditへの投稿だ。あるユーザーがGlassnode専用に登録していたメールアドレス宛てに、不審なフィッシングメールが届いたと警告。特定の人物を標的にした巧妙な文面であったことから、顧客リストの流出疑惑が瞬く間に暗号資産コミュニティ内で広がり、その後、同社も事態を把握し、顧客向けの正式通知を行うに至ったという。
Glassnodeによる公式通知とセキュリティ対策
Glassnodeは2026年7月22日(水曜日)付けの発表にて、セキュリティインシデントの発生を認めたものの、現時点では影響を受けた具体的なユーザー数や漏えいデータの全容は判明しておらず、調査を継続中であると説明している。
あわせて同社は、自社を装ったなりすましやフィッシング攻撃に対する警戒を呼びかけており、ユーザーに対しては、以下のポイントを遵守するよう求めている。
送信元ドメインの確認:同社からの公式メールは「glassnode.com」ドメインのみから送信される。
電話連絡への注意:同社は電話によるカスタマーサポートを提供しておらず、電話を用いた連絡はすべて詐詐である。
不審なメッセージの無視:身に覚えのないリンクや添付ファイルは開かないよう徹底する。
問い合わせは公式窓口(support@glassnode.com)にて受け付けており、今後の調査進展に応じて追加の指示や更新情報を提供するとしている。
なぜ暗号資産ユーザーは狙われやすいのか
暗号資産市場において、メールアドレスなどの基本情報の漏えいは決して軽視できるものではない。
仮に暗号資産そのものやウォレットのパスワードが盗まれていなくても、メールアドレスを入手した攻撃者は、正規サービスを装って以下のような巧妙なフィッシング攻撃を仕掛けてくる。
・ログイン認証情報(ID・パスワード)の搾取
・ウォレットのシードフレーズや秘密鍵の提示要求
・不正なマルウェアの配布
まとめ:限定的なデータ漏えいでも厳重な警戒を
今回の事例は、メールアドレスという一見限定的に思えるデータの漏えいであっても、標的型フィッシングの踏み台にされることで深刻な資産被害に直結する危険性を示している。Glassnodeのサービスを利用している投資家は、今後届くメールの送信元を慎重に確認し、資産を保護するための防犯意識を高めることが求められる。
























