アメリカに本社を構える世界的半導体メーカーであるグローバルファウンドリーズは27日、7nmチップの開発を無期限に保留することを自社サイトのプレスリリースで発表した。
保留理由として同社は、数年内に来る新技術を求める顧客に対応するためのロードマップ再編を挙げている。
GF is intensifying its focus on investing for the future, enhancing its differentiated offerings to create more value for its clients. #foundryforward #transformation https://t.co/LIiwBLxIXP pic.twitter.com/HRrYpTy7Ox
— GLOBALFOUNDRIES (@GLOBALFOUNDRIES) August 27, 2018
7nmチップとは、マイニングに使われるASICにも7nmチップが使われており、CPUやGPUなどの精密機械の製造や開発に必要となる。グローバルファウンドリーズ以外には台湾のTSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー)や韓国のサムスン電子が製造・開発を行っている。
GMOインターネットグループの開発したマイニングマシン「GMOminerB2」や、株式会社TRIPLE-1が開発した国産マイニングASICチップ「KAMIKAZE」にも7nmチップが使われている。
これまでグローバルファウンドリーズの7nmチップを取り扱っていた精密機械製造メーカーAMDは27日、TSMCのものを使うことを自社のコミュニティサイトで発表し、現在AMDで開発されている「Zen2」CPUコアや「Navi」GPUアーキテクチャーにもTSMCの7nmチップが使用されることになる。
CTO Mark Papermaster explains the evolution of AMD's upcoming 7nm product portfolio. Learn more: https://t.co/ZrkQJUbH93 pic.twitter.com/bwQCpGWhmr
— AMD (@AMD) August 28, 2018