Oobitが仮想通貨決済サービスをコロンビアに拡大
Oobit(オービット)は、9番目のサービス提供市場となるコロンビアで正式にサービスを開始した事が明らかになった。
ステーブルコイン発行会社テザー(Tether)社が支援する仮想通貨決済プラットフォームOobitは、9番目、ラテンアメリカの440億ドル(約7兆円)規模の仮想通貨市場における最新の事業拡大となるコロンビアで正式にサービスを開始した。これは、アルゼンチン、チリ、ブラジルを含むラテンアメリカ全域で事業を展開しており、これらに続く地域展開における最新のステップとなる。
Oobitは、ユーザーの仮想通貨ウォレットをVisaと連携した決済システムに接続する非カストディアル型プラットフォームを運営。このシステムは80カ国以上、1億5,000万以上の加盟店で利用可能だ。
今回の発表は、約440億ドル規模に達するコロンビア地域の仮想通貨経済が、デジタル資産の実用的で日常的な利用に賭けるフィンテック企業を惹きつけ続けている中でのことだ。
仮想通貨市場ではコロンビアに注目が集まる
Chainalysis(チェイナリシス)のデータによると、コロンビア・ペソは中央集権型取引所におけるステーブルコイン購入額で世界第2位にランクインしている通貨だ。
これはコロンビアの多くの仮想通貨ユーザーにとって、ステーブルコインは数ある選択肢の一つではなく、ドルに裏付けられたデジタル資産にアクセスするための信頼できる入り口となっていることを示唆している。この背景には、コロンビアのマクロ経済状況が大きく影響。ペソの継続的な変動と送金への高い依存度により、家計はデジタルドルで考えるようになっている。
Oobitのコロンビア進出は、仮想通貨普及の次の段階でる日常の小売店でデジタルドルを使うという段階に向けた準備の一環だが、Oobitだけがこの動きを見せているわけではない。Meta(メタ)は2026年4月、コロンビアとフィリピンの一部のクリエイター向けにステーブルコインでの支払いを開始。これは、Libraプロジェクトの破綻以来、Metaにとって初のデジタル通貨分野への再参入となった。
さらに、国際送金サービスを提供するマネーグラム(MoneyGram)社は、米国からコロンビアへの送金への依存度が高いこと、ペソの変動性の高さを理由に、ステーブルコイン送金アプリのサービス開始市場としてコロンビアを選定した。
現在、コロンビアの取引所ではステーブルコインが主要な保有資産となっており、主要プラットフォームが米ドル建てのデジタル資産で支払いを行っていることから、Oobitはコロンビアが仮想通貨を保有するだけでなく、実際に利用する準備ができていると楽観視している。Oobitのアムラム・アダール(Amram Adar)CEO(最高経営責任者)は発表に際して次のように語っている。
この地域の仮想通貨保有者がデジタル資産を利用する方法を変える一翼を担えることを誇りに思います。ラテンアメリカは、デジタル資産の実用性において世界をリードする存在になりつつあります。仮想通貨はもはや単なる投資対象ではなく、食料品や医療費の支払い手段として主流になりつつあるという、地域的な変化が見られます。























