Tether、TRON、TRM LabsのT3犯罪対策ユニット、4億5,000万ドル以上の不正仮想通貨を凍結

雪の中に埋もれたテザー(USDT)コイン。テザーによるロシアの仮想通貨取引所ガランテックスでのUSDT凍結を象徴するビジュアル。

T3犯罪対策ユニット、4億5,000万ドル以上の不正仮想通貨を凍結

テザー(Tether)、トロン(TRON)、TRMラボ(TRM Labs)のT3=T3金融犯罪対策ユニット)は、2024年以降、4億5000万ドル以上の不正取引の疑いのある仮想通貨を凍結した事が明らかになった。

日本語訳:
4億5,000万ドルが凍結され、さらに増加中:T3金融犯罪対策ユニットは、違法な仮想通貨の流れに対する世界的な取り締まりを継続中。

2026年5月14日(木曜日)、Tether、TRONに加え、ブロックチェーン分析企業であるTRM Labsが共同で設立したT3が、2024年の発足以降、4億5000万ドル(約715.4億円)を超える不正な仮想通貨を凍結したと発表。またT3 FCUは、2025年には押収額が43.9%増加したと報告した。

T3は米国、スペイン、ドイツ、オランダ、ブルガリアを含む23の法執行機関と連携して活動。同ユニットは、TRONブロックチェーン上のテザー(Tether/USDT)の取引に注力。複数のアカウント乗っ取り事件や凶悪犯罪の緊急事態発生時、当局からの要請を受けて24時間以内に資産凍結を実施している。

注目点は、同ユニットが疑わしい取引を特定し、アカウント乗っ取り事件や、住居侵入、誘拐、恐喝などの暴力犯罪緊急事態発生時を含め、世界各国の当局からの要請を受けて24時間以内にTRONネットワーク上の資産凍結を実施している点だ。このユニットは、取引所ハッキング、北朝鮮関連活動、テロ資金供与、レンチ攻撃などの捜査を支援してきた。実際に、ある事例では、ブラジル連邦警察の「ルソコイン作戦」を支援し、犯罪ネットワークに関連する430万USDTを含む30億ブラジルレアル(約941.5億円)以上の資産を凍結した。

ブロックチェーン信頼性の転換点

T3の成果は、官民連携によってインターネットのスピードでリアルタイムかつ国境を越えた法執行が可能になることを証明し、ブロックチェーンの信頼性にとって転換点となるものである。

これは、主要ネットワークが犯罪資金が資金洗浄や支出される前に積極的に無力化できることを示しており、ハッカー、詐欺師、国家支援の犯罪者にとっての機会を縮小するものだ。FATF(金融活動作業部会)は既に同ユニットを「世界中の法執行機関にとってかけがえのないリソース」として認め、デジタル資産犯罪防止に関する最新報告書の中で、官民連携の優れたモデルとして取り上げている。

このような外部からの評価は、ブロックチェーンインフラが分散性やスピードを犠牲にすることなく、法令遵守と信頼性を確保できることを規制当局に示唆している。

テザーのパオロ・アルドイーノ(Paolo Ardoino)CEO(最高経営責任者)は今回の成果を「始まりに過ぎない。T3の影響力は、規模と重要性を増し続けるだろう」と語っている。

T3が監視体制、対応時間、管轄範囲を拡大していくにつれ、既に減少傾向にあるTRONや類似ネットワークにおける違法行為の割合をさらに減少させ、より広範な機関による導入とより明確な規制枠組みの整備を促進する可能性があると期待されている。

 

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