英国のガス会社がビットコインマイニングを計画
英国に拠点を置き、欧州のガスプロジェクトに注力するReabold Resource(リーボルド・リソーシズ)がビットコインマイニング事業への参入を計画していると報じられた。
同社は、米・マサチューセッツ州ウェスト・ニュートン(West Newton)のA油田で、ガス燃料を利用した小規模ビットコイン(Bitcoin/BTC)をマイニングするパイロット発電プロジェクトを検討しているとメディア各社は報じた。
一部では、同社が自己利益のみを追求する利己的な事業計画だと批判。これに対して同社は、ビットコインマイニング事業はエネルギープロジェクトを支援するためのものであり、英国のエネルギー供給のための同油田開発という主要目標と並行して実施されると主張した。
批判の声に対する対応
報道を受けて同社は状況を説明し、ビットコインマイニングの検討計画は小規模なものにとどめると述べている。
同社によると、ビットコインマイニングへの参加は、自社施設を通じて英国のエネルギー安全保障を促進するというコミットメントに影響を与えるものではないという。この姿勢は、同社がビットコインマイニングのためにエネルギープロジェクトを放棄する計画だと報じられた以前の報道と矛盾している。
同社は、批判派の懸念に対して対応策を提示。批判派は、ビットコインマイニングにガスを使用することはエネルギー安全保障につながらず、公共の利益にもほとんど寄与しない。高騰する光熱費と気候変動対策目標の未達成という状況下で、最もエネルギー集約的で社会的に問題のある活動の一つに化石燃料を燃やすことは、極めて不適切だと主張している。
批判派の声明に対して同社は、英国のエネルギー安全保障のために、ウェストニュートン鉱区における重要な陸上天然ガス資源の開発を継続していくというコミットメントを改めて表明。ウェストニュートン鉱区の最適な開発経路を実現するため、地域および国のあらゆる関係者と引き続き協議していくと述べた。
なお、英国環境庁は、ハル近郊のウェストニュートン鉱区において、同社に対し、限定的な低圧フラッキング(水圧破砕法)を実施する許可を与えている。ウェスト・ニュートンガス田には推定80億立方メートルの天然ガスが埋蔵されており、これは英国のエネルギー需要の10%以上を満たすのに十分な量となっている。また、同社のサチン・オザ(Sachin Oza)CEO(最高経営責任者)は次のように語っている。
当初は、このガス田のさらなる開発資金を調達し、概念実証を行うのに役立つだろう。つまり、これははるかに大規模なデータセンターの前身となる可能性がある。生産したガスを自社の需要を満たすために利用するだけでなく、リーボルド社は生産物の一部を近隣の工業地帯に販売したり、国の送電網に接続したりすることも可能である。
3月下旬の英国政府の声明は、ガス供給の混乱に関する懸念に対処し、2025年には国内のガスの約1%がカタールから供給される予定であり、現在の地政学的緊張によって供給が重大な影響を受けるとは予想されないと述べた。
























