ロンドン・スクール・エコノミクスが仮想通貨のオンラインコースを発表

ロンドン・スクール・エコノミクスが仮想通貨のオンラインコースを発表

ロンドンの中心部にキャンパスを置く「London School of Economics(ロンドン・スクール・エコノミクス:LSE)」は8月14日から、仮想通貨の投資に関するオンラインコースを提供することを予定していると発表しました。

今回、発表されたオンラインコース「Cryptocurrency Investment and Disruption」では、仮想通貨に関する基本的な知識をはじめとするブロックチェーン技術や、仮想通貨市場の分析、取引所の使用方法および投資方法をプログラム構造として準備しています。

現在の仮想通貨市場は、急激な成長を見せており、分散型元帳技術であるブロックチェーンや、仮想通貨の資金調達であるICO(イニシャルコインオファリング)など仮想通貨の流通や知名度に比例して世界的な関心が高まっています。

この関心に対し企業や、投資家、政府、規制当局などは成長に関心を持ちながらも急激な成長による市場へのダメージにも懸念を抱いており、特に投資家や企業でさえ仮想通貨を正確に使用または、評価することが困難な状況となっています。

LSEは、社会科学に特化した教育機関として全世界140カ国以上から優秀な学生が集まっています。さらに、経済、政治、金融、などの分野において世界トップクラスの教育を提供しており、この各分野でも世界最大の研究機関の一つとなっているほどです。

18人のノーベル賞受賞者および、多くの政治家や世界のリーダーを輩出してきたLSEは、「物事の原因を理解する」を理念に置き、規制当局とも協力して仮想通貨の知識を提供していくようです。

今回提供されるコースは、英国CPD認証サービスの認定を受けており、英国に拠点を置く専門機関のメンバーもしくは、それらに関連している個人に適用されます。対象者は情報システムやイノベーションの准教授であるCarstenSørensen博士より合計60時間の受講を予定しており、6つのモジュールで構成されているこのコースには、1,800ユーロ(約2,116ドル)で参加することができます。