ビットコインマイニングハッシュレートが急降下し、中国の停電が非難される

マイニングプールのハッシュレートが急落

中国の仮想通貨関連ニュースを中心にインターネットサイト上でニュースを配信しているWu Blockchain が共有するデータによると今週、中国を拠点とするオペレーションでビットコインマイニングプールのハッシュレートが急落したことが明らかになった。

報告によると、これは中国が安全検査のために国の北西部で政府による計画停電を開始した際に発生したもので、16日のグラフでは、Antpoolsが24.5%、BTC.comが19%弱、Poolinが33%、Binanceが20%ほどのハッシュレートが減少したことを示している。

一部ではハッシュレートの低下が全体の50%ほどを占めているのではないかとの推測もあったが、The Blockのラリー・サーマック(Larry Cermak)氏は、これはFUDであり、中国での北西部の停電は15〜20%しか占めていないと指摘している。

主要仮想通貨は4月17日(日曜日)の早朝、4,400ドル(約47蔓延)ほど下落しており、このハッシュレートの現象が大きく関係しているとみられている。過去2日間でハッシュレートは回復し、ほぼ通常のレベルに戻ったものの、週末の急落をきっかけに、アナリストのウィリー・ウー氏は、ビットコインのハッシュレートと価格が何年にもわたって相関していることを指摘している。

実際、アナリストのウー氏が指摘したように、2017年11月に、ビットコインのハッシュレートと価格が同様に下落したことが挙げられる。また、市場アナリストのラーク・デイビス氏はツイッターで、このハッシュレートの下落が中国のマイナーへの過度の依存を露呈したと主張しており、Whinstoneを買収したマイニング企業のRiotは、この状態を打破するために買収を行い、米国で最大の公的に取引されているビットコインマイニング会社になった。

米国ではマイニングに対する控除を提案

米国・ケンタッキー州では、すでにRiotのような企業をターゲットにしており、議員たちは最近、州で設立されたマイニング事業の税控除を提案する法案を承認している。

法案の提案の1つは、ビットコインマイニングの電力税の撤廃だ。また、NEXTMONEYの特集記事「米・ケンタッキー州上院議員、マイナー対象グリーンインセンティブの拡張を希望」で報じたように、エネルギー独立法を改正する法案を提出し、ケンタッキー州のクリーンエネルギーを奨励するために、エネルギー効率基準を満たした建物やその他の施設で組織に報酬を与えるための法改正案を提出している。

米・ケンタッキー州上院議員、マイナー対象グリーンインセンティブの拡張を希望

2021.03.05