ドージコイン決済をアマゾンに請願
大手インターネット販売サイトAmazonにドージコイン(Dogecoin/DOGE)を支払い方法として受け入れさせることを目的とした1年前に及ぶ請願は、価格高騰を背景に急速な支持を得ており、すでに13万人を超えていることが分かった。
「Doge4Amazon」と呼ばれる請願書には、4月19日(月曜日)の時点で、目標達成人数15万人のうち、13万人を超える署名が集まった。この請願は、Amazon社のジェフ・ぺゾス(Jeff Bezos)CEOに向けられたものであり、支払い方法としてドージコインを受け入れるために実施された署名運動だ。同請願書は2021年3月に10万人の署名を超えている。
同請願書の発起人・代表者であるマークE.氏は署名サイトで次のように記している。
現在、Amazonは仮想通貨を受け入れていません。ドージコインは高速かつ安価で、安定しており、他の主要コインの中で最も低い取引手数料を持ち、コインも膨大な供給があり、進行中の開発を伴う非常に大規模で活発なコミュニティを持っています。商品やサービスを売買する手段として、世界中の多くの中小企業の所有者、慈善団体、起業家によってすでに使用されています。
大手企業でも仮想通貨決済を受け入れ
Amazonへのドージコイン決済受け入れの請願がここ数週間で勢いを増している。
その理由として考えられる原因だと断定できないものの、4月17日(日曜日)、嘆願書へのリンクがRedditの非常に活発なドージコインコミュニティに投稿され、1,100の賛成票を獲得している。
かつては一部の技術者らが注目するニッチな技術であった仮想通貨だが、次第に価格が高騰し、人々からの人気が高まるにつれて支払い方法として受け入れられるようになっている。
Today, @Visa announced a major industry first: the use of USD Coin (USDC) to settle a transaction with Visa over the @Ethereum public #blockchain: https://t.co/QiCuOGns77 pic.twitter.com/GVVGrzuBgo
— VisaNews (@VisaNews) March 29, 2021
今年3月には、カード決済大手企業のVisaは、NEXTMONEYの特集記事「Visa、イーサリアムネットワークを介したUSDC決済の開始を発表」で報じているように、需要増加を理由に、ユーザーが仮想通貨USDコイン(USDCoin/USDC)を使用してネットワーク上でトランザクションを決済できるパイロットプログラムを開始したと発表した。USD コインの価格は米ドルの価格に関連付けられた“ステーブルコイン”として広く知られている。このアップデートによってVisaでは、Crypto.com Visaカードのように、ユーザーが従来の法定通貨に交換することなく、USDコインを使用してコーヒーなどの製品の支払いが可能になった。
「Amazon、メキシコでデジタル通貨プロジェクト立ち上げ計画=開発者を採用」で保持たように、Amazon側も仮想通貨決済を受け入れる企業を手を加えて見ているだけではない。Visaの例のように、Amazonでもドージコインおよび仮想通貨決済を受け入れるようになるのか、しばらく目が離せない。