SEC、ブロックチェーン関連企業の株式を不正売買したとしてネバダ州の男性2人を告訴

SEC、ブロックチェーン関連企業の株式を不正売買したとしてネバダ州の男性2人を告訴

米国証券取引委員会(SEC)は、ブロックチェーン技術に関する企業である「UBI Blockchain Internet(UBIブロックチェーン・インターネット)」の株式を違法に売却したとして、ネバダ州の2人の男性が告訴されていましたが、訴訟で和解に応じたと報じられました。

SECは今月初めに、弁護士のスイスT・J・ジェスキー氏と、彼の法律事務所の経営陣であるマーク・F・デステファノ氏を、香港に拠点を置く「UBIブロックチェーン・インターネット」の株式を12月から10日間にかけて売却し、約140万ドルの利益を得ていたとして訴訟を提起していました。

ネバダ州の2人の男性は、3.70ドルの価格でそれらを売却する許可を得ており、最初に株式を受け取った価格は21.12ドルであったが、48.40ドルと大きな額に価格は上昇し株式を販売してとされています。SECはこの売買が異常であると判断し、1月5日から22日まで同社の株式取引を中断するように指示していたようです。

今回の容疑に対してSEC執行部門のサイバーユニットの責任者であるロバート・A・コーエン氏は次のように述べています。

「このケースは、SECが突然blockchainビジネスを持っていると主張する企業の株式を購入する前に慎重に個人投資家に警告した理由の一例です。」

今回の和解に関してSECとネバダ州の男性2人は、SECの主張を肯定も否定もしていませんが、保有している株式の利益と、罰金188,682ドルを支払う形で解決したようです。

今回のケースは仮想通貨とは、深い関係性ではなかったがSECの動きには今後も注目が集まりそうです。

6月14日には、「Yahoo All Markets Summit:Crypto」カンファレンスで、米証券取引委員会(SEC)の関係者がBitcoin(ビットコイン)とEthreum(イーサリアム)は有価証券ではないと発表をしており、仮想通貨とSECに注目が集まっています。

SECがビットコインとイーサリアムは有価証券ではないと発表

2018.06.15