Bitmineが7万ETH超を追加取得トム・リー氏は仮想通貨の価値保存性を強調

Bitmineによるイーサリアム大量取得と仮想通貨の価値保存性を表現したイラスト

地政学リスク下で加速するETH蓄積と資産防衛の動き

Bitmine Immersion Technologiesは、イーサリアム(Ethereum/ETH)を71,179ETH追加購入した。

これにより保有量は4,732,082ETHに達し、現在の価格で約98億ドル(約1.5兆円)規模となった。トム・リー(Tom Lee)会長は、仮想通貨が戦時環境において優れた価値保存手段であると強調している。

過去最大規模の購入でETH保有を拡大

今回の購入は約1億4,700万ドル(約233億円)に相当し、2026年における週間購入量としては最大規模となる。

Bitmineは直近数週間で取得ペースを引き上げており、従来の週平均4万5,000〜5万ETHを上回る水準に達した。同社は現在、197BTC、1億200万ドル(約161.7億円)相当の株式、9億6,100万ドル(約1,523億円)の現金も保有しており、仮想通貨と現金の合計は107億ドル(約1.7兆円)に上る。ETH保有量は流通供給量の約3.9%に相当し、最終的に5%の取得を目標としている。この目標に対しては約78%を達成した。

また、約310万ETHをステーキングしており、年間1億7,700万ドル(約280億円)の収益を生み出している。これは保有ETHの約66%にあたる。

戦時環境で浮上する仮想通貨の価値保存機能

トム・リー氏は、地政学的緊張が続く中で仮想通貨の優位性が顕在化していると述べた。

イランとの戦争が長期化する状況下で、ETHは株式を1,160ベーシスポイント上回るパフォーマンスを示し、金を大きく上回った。同氏は、原油価格と仮想通貨および株式との逆相関が過去1年で最高水準に達していると説明した。原油価格の上昇は株式と仮想通貨にとって逆風となるが、その上昇リスクがピークに達した時点で仮想通貨市場は転換点を迎える可能性があると指摘している。

Bitmineは市場の変動下でもETHの蓄積を継続しており、企業として最大のイーサリアム保有者の地位を維持している。Strategy(ストラテジー)に次ぐ規模の公開仮想通貨保有企業として存在感を強めている。