メタマスク(MetaMask)、ウォレットにステーブルコイン利回り機能をリリース=ユーザーはAave経由で利回り獲得へ

メタマスクがウォレットにステーブルコイン利回り機能をリリース

メタマスク(MetaMask)は、受動的な収入機会を求めるステーブルコイン保有者向けの新機能を発表した。

日本語訳:
ステーブルコイン獲得のご紹介:ステーブルコインを入金して、メタマスクで直接利回りを獲得しましょう。

2025年7月29日(火曜日)、メタマスクは初のステーブルコイン利回り商品「Stablecoin Earn」をリリース。ユーザーはモバイルアプリから直接ステーブルコインを入金し、保管する事で、受動的な報酬を獲得できるようになる。

MetaMaskのXアカウントを介した公式発表によると、ユーザーはメタマスクモバイルアプリを使用して、テザー(Tether/USDT)、USDコイン(USDCoin/USDC)、DAIなどのステーブルコインを入金できます。アーベ(Aave/AAVE)プロトコルを採用しているため、ユーザーはモバイルウォレットアプリからAaveに直接ステーブルコインを入金できる。

この機能は現在Androidデバイスで利用可能で、今週後半にはiOSユーザーにも利用可能になる予定で、この機能を利用するには、ステーブルコインを一定期間ロックする必要はない。さらに、ユーザーはMetaMaskを通じて資産を直接管理するため、資産の完全な自己管理権が付与される。重要なのは、Stablecoin Earnにはロックアップ期間や出金ペナルティがなく、ユーザーはいつでも自由に資金を引き出せ、メタマスクからサービス利用料の追加請求はない。

ステーブルコイン獲得の仕組み

プラットフォームのウォレットにアカウントをリンク済みのユーザーは、ウォレット内からAaveレンディングプロトコルにステーブルコインを入金するだけで済み、プラットフォームから追加料金は発生しない。

Aaveレンディングプロトコルにステーブルコインを入金すると、「aToken」と呼ばれるトークンを受け取る。つまり、ユーザーが最初にUSDCを入金すると、同額のaUSDCを受け取る仕組みだ。aTokenを受け取った後、ユーザーはプラットフォームのモバイルアプリ表示機能「変動報酬率」を通じて、投資したトークンの累積パッシブ利回りの増加をモニタリングできる。

前述の通り、ユーザーはいつでも資金を引き出すことができるが、これは、トークンが他の多くのサービスとは異なり、ロックアップ期間に縛られていないためだ。ウォレットに保管されているaTokenは、ユーザーが引き出せるステーブルコインの量を表している。

今回の動きは、ステーブルコイン報酬を主流プラットフォームに統合するという業界全体のトレンドの中で起こってお、バイナンス(Binance)は最近、米国債に裏付けられたトークン化されたRWA(実世界資産)である年利4.2%のRWUSDを導入。PayPalも独自「PYUSD Rewards」プログラムを開始し、変動報酬率に基づき、1.0PYUSD以上を保有するユーザーに毎日利回りを提供する機会を提供している。

 

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