シバイヌプロジェクト、詐欺対策強化に向けた重大警告を発令

Shiba Inuチームによる詐欺警告を伝えるグラフィック。赤色の背景に「SCAM ALERT」の文字と警告アイコンが配置されたイメージ。

シバイヌコミュニティに向け、なりすまし詐欺や偽プロジェクトへの注意喚起

人気ミームコインプロジェクト「シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)」の開発チームは、詐欺行為の増加を受けて、シバイヌコミュニティに向けた重要な警告を発表した。

日本語訳:
SHIBの名前を使って悪質な行為をする者を締め出す力は私にはない。
しかし、私はMY SHIBコミュニティにできるだけ多くの情報を提供して、唯一無二のイーサリアム生まれのシバイヌであるSHIBについての良い評判を広め続け…

公式Xアカウント「@Shibtoken」およびマーケティングリーダーの@Lucie氏の投稿によると、詐欺師がプロジェクト関係者になりすまし、偽トークンやエアドロップを装って資産を奪おうとするケースが後を絶たないという。同氏は「自己教育こそが最大の防衛策である」と述べ、仮想通貨空間における情報リテラシーの重要性を強調。特に最近は、SHIBチームの“沈黙戦略”を逆手に取って、関係者を装う悪質な投稿が増加していると警告した。

また、SHIBは誰の所有物でもなく人々のためのトークンであり、ビットコイン(Bitcoin/BTC)と同様に多くの人が使えるが誰にも支配されない存在であり、分散化がその本質であると語った。さらに同氏は、詐欺師がハイプやトレンドを利用して情報弱者を狙うとした上で、「トレンドや雑音に流されず、目的意識を持って行動し、信頼性の高い長期的な投資判断を行うべきだ」と呼びかけた。

詐欺の手口と注意すべきポイント

今回の警告では、ユーザーが特に注意すべき詐欺の手口として以下が挙げられている:

  • Shiba Inu公式を装ったXアカウントやTelegramチャンネルの偽装
  • 実在する開発者や運営メンバーになりすましたDM(ダイレクトメッセージ)
  • 偽のエアドロップやプレセールを装った詐欺トークンの配布
  • SHIB関連プロジェクトを装ったリンク付き投稿によるフィッシング詐欺

SHIBチームは、公式発表はすべて「@Shibtoken」のXアカウントを通じて行われると強調。いかなる形でも個人からのDMによる連絡や、秘密鍵・ウォレット接続を促すようなメッセージには応じないよう強く呼びかけている。

安全確保のための行動とコミュニティの対応

今回の警告に対し、シバイヌコミュニティ内でも情報の拡散が進められており、ユーザー同士での警告共有や偽アカウントの報告が活発に行われている。

同氏によれば、詐欺への警戒と同時に「プロジェクトの沈黙は不安を煽るためではなく、誤情報に反応しないための戦略的判断である」と説明し、FUD (※1)を拡散する意図的な投稿に反応しないよう呼びかけた。

(※1)FUDとは…
「Fear:恐怖」+「Uncertainty:不確実性」+「Doubt:疑惑」=資産価値の下押し圧力となる恐怖心や不安感を煽る不確実性から来るネガティブな情報

Lucie氏は、詐欺を100%防ぐことは困難であり、現実には騙されてしまう人が後を絶たないことを認めた上で、柴犬コミュニティ全体で新規参入者に教育を施し、守っていく姿勢の重要性を強調した。

また、同プロジェクトチームはユーザーに対して以下のようなセキュリティ対策を推奨している:

  • 公式発表やリンクの正当性を慎重に確認すること
  • シバイヌ関連のドメインやブランド名を使った新規プロジェクトには十分注意すること
  • ウォレットの接続前に、提供元とURLを二重に確認すること
  • 不審なDMやエアドロップの誘導は即ブロック・通報すること

シバイヌは今後も、透明性と安全性の確保を重視した取り組みを継続していくとしており、詐欺行為の撲滅と健全なコミュニティ運営を目指す姿勢を明確にしている。

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム