OKXがCELT被害者に300万ドルの補償を提供
セーシェルに本拠を置く仮想通貨取引所OKXは、ネイティブ CELTトークンの市場価格を操作したGameFi スキームの被害者に払い戻しをしていく事が分かった。
同取引所は、ブロックチェーンゲームCelestial(セレスティアル)で使用されるCELTトークンの市場操作の収益に関連し、プラットフォーム上の5つのアカウントから200万ドル(約2.7億円)相当のテザー(Tether/USDT)を差し押さえたとのこと。OKX によると、Celestialチームはゲームのマーケティング戦略にOKXの名前を違法に追加することで、CELTの価格を捜査し、押し上げたとのこと。
同取引所は、OKX Venturesが約2年半前にプロジェクトに100,000ドル(約一三〇〇万円)を投資していた一方で、プロジェクトからの関連トークンは1年以内にのみロック解除されることを明らかにした。詐欺の受益者を見つけた後、同取引所は5つの口座から約200万ドルのUSDTを押収。これらの資金に加え、独自のポケットマネーからさらに100万ドル(約1.35億円)のUSDTを加えた資金を被害者に払い戻すとのことで、48時間以内に影響を受けた被害者にエアドロップの詳細を発表すると述べた。
OKX は、予備調査によって同事件に内部スタッフが関与したという証拠はないことが明らかになっており、万が一違反した従業員の存在が発覚した場合、真剣に対処する事を明らかにしている。自己資金を提供することで同取引所は、75億ドル(約1兆円)のクリーンな資産を保有していることを示した準備金証明レポートが最近発行されたことを受けて、公共イメージを高めている。つまり、アセットにはOKXのOKBトークンは含まれていない。なお、同取引所は、レポートの公開の継続を約束している。
2023年後半に大きな値動きがビットコインに来る可能性をアナリストは警告
スイスの多国籍投資銀行UBSのストラテジストであらうイヴァン・カチョフスキー(Ivan Kachovski)氏は、2023年は世界最大の仮想通貨に大きな価格変動が起こる可能性があると警告している。
同氏は最近、破産した仮想通貨取引所マウントゴックスの特定債権者が、彼らが選択した償還オプションによっては、ビットコイン(Bitcoin/BTC)価格が暴落する可能性があるとメディアに語っている。東京に本拠を置くビットコイン取引所Mt. Goxは、ソフトウェアの異常により65万BTCから85万BTCを失った後、2014年に破産を申請。支払いが開始されたときに現金を調達するために、先月のアクティブな供給の10%に相当するビットコインを販売する必要があるため、法定通貨で一括支払いを受け取ることを選択した人は、価格が暴落する可能性があると述べている。
しかし、カチョフスキー氏は、マウントゴックスの最大の債権者のうち2社が仮想通貨の償還を選択する可能性が高く、その結果、より穏やかな下落になるだろうとの見解を述べている。なお、2023年2月、マウントゴックス管財人の小林伸明氏は、一括払いを選択した債権者の登録期間を2023年9月30日まで延長している。