スイス証券取引所へ、バイナンスの独自仮想通貨BNBのETPが上場
世界最大の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)は15日、同取引所の独自仮想通貨であるバイナンスコイン(BNB)のETP(上場投資商品)を、スイスの証券取引所「SIX」へと上場することを発表した。ティッカーシンボルは「ABNB」であり、既に証券取引所SIXにて取引は開始されている。
バイナンスコインによるETPは、スイスのフィンテック企業であるAmunAGとパートナーシップを結び、BNBに連動した米ドル建てのETPとして証券取引所SIXに上場された。バイナンスの公式発表では、「ETPの立ち上げはパートナーシップの第一歩であり、仮想通貨へのグローバルな移行に貢献するより革新的な製品への道を開きます。」とコメント。さらに同取引所のCEOであるCZ氏は次のように、コメントしている。
「BNB ETPの立ち上げにおけるAmunとのパートナーシップにより、投資家はユーティリティトークンに独自の次元を持つ新しい規制資産クラスを提供し、従来の金融インフラストラクチャを介してアクセスしやすく、信頼性が高まります。」
バイナンスとパートナーシップを結んだAmunAG社は、これまでにも数多くのETPを手がけており、仮想通貨の代名詞とされるビットコイン(BTC)をはじめ、主要な仮想通貨であるイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)などと連動したETPが立ち上げられている。