バイナンス、最大15%の年間利息で仮想通貨貸付のサービスを開始
取引量による世界最大の暗号通貨取引所の1つであるバイナンスが、顧客の預金を誘致することを目的に融資事業を開始した。同社は26日月曜日の発表で 、8月28日の協定世界時6:00 から先着順で「バイナンス・レンディング」を利用できるようになると発表した。
同取引所のユーザーは、利子を得るために、米ドルでペッグされたUSDT(テザー)、イーサリアムクラシック(ETC)、およびバイナンスの独自トークン・バイナンスコイン(BNB)をバイナンスに対して貸し出すことが可能になる。登録期間は8月28~29日。
バイナンスレンディングの詳細
いずれの通貨も満期は14日間。年利は、BNB、USDT、ETCがそれぞれ15%、10%、7%に設定された。
バイナンスは、ユーザーからの貸出上限額として200,000 BNB、500万USDT、20,000 ETCを設定。最初に計画されたすべての通貨が上限額に到達した場合、Binanceは1,150 BNB、19,178 USDTおよび53 ETCの利息を支払うことになる。
なお、仮想通貨を預けることで金利を稼ぐビジネスは、米国のブロックファイが先行。4月末時点で顧客から預かる仮想通貨の総額は5300万ドル(約59億円)に到達したと発表した。一説では、機関投資家が相次いで仮想通貨を購入してブロックファイに預けたことが、4月2日のビットコイン急騰の要因ではないかとされている。