カルダノ(Cardano)チェーン上でUSDMステーブルコインを開始へ

カルダノチェーン上でUSDMステーブルコインを開始へ

イーサリアム(Ethereum)に匹敵する著名なスマートコントラクト指向のブロックチェーンプラットフォームであるカルダノ(Cardano/ADA)は、2024年3月16日(土曜日)、同社の主要な法定通貨に裏付けられたステーブルコインであるUSDMを米国で開始することが分かった。

USDMステーブルコインはカルダノブロックチェーン上のネイティブ資産として動作し、厳格な規制遵守措置を遵守する。この成果は、カルダノエコシステムの大幅な進歩を意味し、米ドルに固定された信頼性の高いステーブルコインをユーザーに提供すると同時に、プラットフォームの機能へのアクセシビリティーも向上させていく。米国19の州で最初に利用可能になるUSDMステーブルコインは、法定通貨からカルダノエコシステムへのスムーズな移行を促進していく。

適用されるすべての米国の法律および規制の遵守を保証

カルダノブロックチェーン上でUSDMは、代替可能なネイティブ資産として動作し、USDMの発行者であるMehen Finance LLCの公式ポリシーIDに基づいて発行される。

Mehen Financeは、厳格なKYC/AML(Know Your Customer:本人確認)/Anti-Money Laundering:マネーロンダリング防止)ポリシーを遵守することで、適用されるすべての米国の法律および規制の遵守を保証していく。Mehen Financeでは、規制遵守が最も重要と捉えており、これには、連邦および州レベルの金融犯罪防止法の遵守、OFAC(米国財務省外国資産管理室)制裁、銀行秘密法の報告も含まれている。さらにMehenは、厳格な本人確認プロトコルを実装し、サードパーティのサービスを利用することで、USDM ステーブルコインとMehen Reserveを不正行為から守っていくとのこと。

カルダノエコシステム全体に適応性を提供

USDMは、カルダノエコシステム全体に適応性を提供し、ADAの他のネイティブ資産と同様、セルフカストディウォレットに保存されたUSDMは、ブロックチェーン全体で無制限に転送できる。

送金、支払い、DeFi(分散型金融)プロトコルとのやり取りなど、多くのトランザクションに適用できるUSDMの実装は、ブロックチェーンの機能を最大限に活用するためのネイティブインフラストラクチャーとツール不足という、カルダノコミュニティメンバー間で蔓延している問題を解決することを目的としている。

USDMを法定通貨のオンランプおよび取引ペアとして使用することで、カルダノエコシステム内で活動するイニシアティブがより広範囲のユーザーにアクセスし、流動性を高めることが可能になる。また、DeFiプロトコル内での取引体験を強化することにより、ADAの分散型金融エコシステムの拡大と受け入れを促進。さらに、従来の金融とカルダノエコシステム間のコミュニケーションを容易にする。Mehenは、安全で便利な法定通貨からADAへの登録プロセスを通じて新規メンバーを獲得することで、ADAコミュニティのユーザーベースと流動性プールを強化するよう努めている。

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