リップルCEO、「支払い版のAmazon」を目指している
リップルのCEOのブラッド・ガーリングハウス氏は、発表されたレポートで「支払いのAmazon」になることを目指しているとフィナンシャルタイムズに語った。さらに同氏は続けて、「Amazonは書店としてスタートし、書籍を販売したばかりです。私たちはたまたま支払いから始めました。今から2年後、Amazonが書籍に対して行ったように、リップルは支払いに使用されることがわかります。」と付け加えた。
というのも、リップルはFTレポートに基づいて、幅広いeコマースで利用可能なAmazonのeコマースプラットフォームと同様に、幅広いユースケースにブロックチェーンプラットフォームを提供したいと考えているようだ。リップルは当初ブロックチェーンベースのクロスボーダー決済プラットフォームを開発するために設立されたが、プラットフォームは銀行や他の金融機関での採用が期待より少ないと報告されていることに頭を悩ませている。
しかし、The Blockが報道しているように、MoneyGramなどのシステムとX仮想通貨XRPを既に使用している企業は、Rippleからインセンティブを受け取ることができる仕組みをとることで採用を拡大する試みを続けている。また、リップルは開発者のイニシアチブであるXpringを介してプロジェクトに投資し、XRPとそのテクノロジーの採用を拡大するための資金を提供を拡大しており、Blockが最近報告したように、Xpringは、このイニシアチブが2018年に開始されて以来、さまざまなプロジェクトに少なくとも5億ドルを投資している。
リップルは現在、「小切手の作成」から「コードの作成」に移行していると、XpringのSVPであるEthan BeardはFTに語っており、現在はレポートに従って、ブロックチェーンで実行する独自のアプリケーションの作成を支援する開発者向けのツールの構築を検討しているとのこと。
以前のように決済プラットフォームのみならず、XRPを利用したより多角的な戦略を講ずる可能性を「支払いのAmazon」を目指すと表現したようだ。