(株)SIGOOTパートナーのNONENTROPY社、ファイルコイン・テストネット「Space Race」に参加へ
Filecoinおよび、IPFS用ストレージのレンタルサービスを提供している株式会社SIGOOTは、パートナー企業である Filecoin/IPFS技術会社逆摘科技有限公司が、Filecoin(ファイルコイン)のテストネットの最終段階であるSpace Raceに参加することを発表した。
NONENTROPY社は、2017年から一貫してファイルコインおよび、IPFSの研究開発を進めてきた技術会社である。ファイルコインテストネットへも初期段階から参加しており、圧倒的な効率性を実証している。また、これまでテストネットへの参加を通じてファイルコインネットワークが実社会で活用されるため、NATトラバーサルやTPS問題などをいち早くみつけProtocol Labs(プロトコル・ラボ)にも技術提供や提言を行ってきたこの分野におけるリーディングカンパニーである。
そしてテストネットの刺繍段階であるSpace Race(スペースレース)について。テストネットのインセンティブプログラム「スペースレース」は、ネットワークのストレステストを行い、世界中の採掘者が世界最大の分散型ストレージネットワークを運営するための準備を整えることを目的としたコンペティションである。
参加する採掘者は、3週間の間ネットワークに可能な限り多くのストレージ容量を接続することを競う。そして世界のトップ100採掘者と各大陸のトップ50採掘者が、テスト期間中にどれだけのストレージ容量を達成したかに基づいて、プロトコル・ラボから報酬としてメインネッ ト公開後より6か月間の間にファイルコイン(FIL)を取得できる。
また今回のSpace Raceの発表について、株式会社SIGOOTとNONENTROPY社は公式のプレスリリースにて、次のように述べている。
現在、Filecoinについては日本国内においても急速にその知名度が向上してきており、そのマイニングサービスを提供する事業者も増加してきた。
Space Raceは、あくまでテストネットでありストレージ容量に対して報酬が与えられるが、メインネットが公開された後には、データセンターの運営能力、効率的にブロックを獲得していくマイニング技術力、マイニングロジック変更に伴うプログラミングの対処能力が重要になる。
株式会社SIGOOTとNONENTROPY社は今後も技術力を磨き、Filecoinネットワークのよりよい改善・発展と社会全体への普及に尽力していく。
ファイルコインとは?
ファイルコインは、IPFSを活用してユーザー同士のストレージの貸し借りが可能な分散型ストレージネットワークである。
仕組みはシンプルで、既存のデータセンター&ビッグデータに加え、個人のパソコンやスマホの空き容量を提供し巨大なネットワークを構築しようという次世代のプロジェクトになる。この巨大なネットワーク参加者に与えられる報酬こそが仮想通貨ファイルコインとなる。