ランボルギーニ、アニモカ・ブランズ、トランザックと「Revuelto NFT」ミントを開設

ランボルギーニがアニモカ・ブランズ、トランザックとRevuelto NFTミントを開設

高級車メーカーのランボルギーニ(Lamborghini)は2024年11月7日(木曜日)、Web3ゲームおよびベンチャーキャピタル企業アニモカ・ブランズ(Animoca Brands)との自動車メーカーのFast ForWorldコラボレーションの一環として、ユーザーが「Revuelto NFT(レヴエルトNFT)」をミントを開始した事がわかった。

ランボルギーニは、デジタル世界における革新的な体験に焦点を当て、仮想通貨会社のトランザック(Transak)とアニモカ・ブランズと共同でRevuelto NFT(非代替性トークン)のミントを開始。具体的には、NFTによりWeb3ゲームで象徴的な車を仮想的に運転できるようになるとのことだ。NFTにより、ユーザーは、デジタル車両に焦点を当てたアニモカ・ブランズのプロジェクトであるMotorverseが開発したさまざまなゲームでデジタルランボルギーニを運転できるようになる。

今回の取り組みを実現するために、ランボルギーニは、NFT の鋳造プロセスを容易にする決済プラットフォームであるトランザックとの提携を選択。トランザックは、Fast ForWorldプロジェクトの「NFT Checkout」の公式パートナーとなり、ユーザーにクレジットカードや銀行振込などのさまざまな決済オプションを提供していくとのことだ。

一方の有名ベンチャー キャピタルおよび Web3 ゲーム開発会社であるアニモカ・ブランズは、ランボルギーニと提携し、Revuelto NFT をさまざまなデジタル ゲームに統合。NFT により、プレイヤーは没入型デジタル車両のエコシステムの構築を目指すプロジェクトである Motorverse 内でデジタル版のランボルギーニ車を運転できるようになるとのことだ。

NFT を所有するユーザーは、Motorverseが開発したゲームでランボルギーニ車の仮想バージョンを運転するなど、ユニークなコンテンツにアクセスできるようになる。また、デジタル車両の提供に限定されず、ファンが洗練された仮想環境でランボルギーニを運転するスリルを体験できるインタラクティブなエコシステムを作成することを目指しているとのことだ。

デジタルにおけるランボルギーニの新時代

NFT分野におけるランボルギーニの没入は、デジタルコレクタブル市場が大幅な下落に直面している時期に起こっており、10月には、月間NFT販売量が3億5,600万ドル(約544億円)に達しており、9 月と比較して18%の増加がみられた。

ただし、2024年3月のピーク時の16億ドル(約2444.8億円)を超える販売量と比較すると、依然として大幅な減少のままで、市場の課題と機会を浮き彫りにしており、目先の量よりも質の高いデジタル体験に重点が置かれるようになっている。トランザックのマーケティングおよび投資家関係責任者であるハルシット・ガンワール(Harshit Gangwar)氏は、ランボルギーニが NFT 分野に参入する決定は、ファンやコレクターにユニークな体験を提供することが目的であると説明したうえで、次のように語っている。

ランボルギーニのような高級ブランドにとり、NFTはコミュニティとのより深いつながりを生み出す機会であり、長期にわたって持続する独占的なデジタル資産を提供します。