ニュース

リップルの元取締役が同社に新企業への投資開始を要請｜ジョージアでは何か計画中か

リップルの元取締役が新企業への投資開始を要請

リップル（Ripple）の元取締役ショーン・マクブライド（Sean McBride）氏は、同社に対して別企業を買収するよう要請し、新企業への投資開始を要請した事がわかった。また、ジョージア国立銀行関係者と会議をしている事が報じられたことで、何か計画中なのではないかと考えられている。

日本語訳：
リップルは別の会社を買収する必要がある。その資金を理由もなく保有するのではなく、いくらか使うべきだ。再投資、構築、これを繰り返しなさい。

Xへの投稿で同氏はリップルに対し、保有している膨大な資金を使って投資サイクルを活性化するよう求めたうえで、リップルは「再投資、構築、そして繰り返す」べきだと主張している。同社は最近、さまざまな地域で新たなパートナーシップを確保しており、報道によると、国境を越えた取引を効率化するために、英国のサンタンデール銀行（Santander）、カナダのCIBC銀行（Canadian Imperial Bank of Commerce）、インドのコタック・マヒンドラ銀行（Kotak Mahindra Bank）、ブラジルのイタウ・ウニバンコ（Itaú Unibanco）と提携した。

一方、同社の新たなパートナーシップにより、XRP Ledgerでのユーザー活動が前年と比較して取引が急増。パートナーシップの後、リップルのデビッド・シュワルツ（David Schwartz）CTO（最高技術責任者）氏は、DeFi（分散型金融）プロトコルをTradFi（伝統的金融）機関と統合する可能性を模索することを示唆した。

2024年5月7日（金曜日）、ホエールアラートがリップルに関連する重要なXRP取引を発見。同アラートによると、同社は1億5,000万XRP（約122.8億円）を未登録のブロックチェーンウォレットに移動。ホエールアラートは、同社がこのような重要な送金をする理由を一切述べておらず、リップルとSEC（米国証券取引委員会）の訴訟を追う仮想通貨コミュニティメンバーを中心に、ユーザーは疑問を抱いている。

リップルはジョージアで何か大きなことを計画中か

一方で、リップルは、ジョージアの最高金融機関であるNBG（National Bank of Georgia：ジョージア国立銀行）関係者と、まだ発表されていないユースケースについて会議をしている事が報じられている。

日本語訳：
副社長のジェームズ・ウォリス氏@Rippleとパートナーのアリスター・ブラウン氏@EPAMSystemsがジョージア国立銀行と関わっているのを見るのは素晴らしいことです。

リップルのCBDC（中央銀行発行デジタル通貨）アドバイザー兼作家のアントニー・ウェルフェア（Antony Welfare）氏によると、同社の副社長ジェームズ・ウォリス（James Wallis）氏とソフトウェアエンジニアリングサービスプロバイダーEPAM Systemsのアリスター・ブラウン（Alistair Brown）氏は、ジョージア国立銀行（NBG）と緊密に連絡を取り合っているという。ウェルフェア氏がXで共有したスクリーンショットは、彼らの議論がジョージア経済のデジタル化における協力の可能性のある道筋の模索に集中していることを強調。

同議論は、リップルがNBGのCBDCであるDigital Lari（デジタルラリ）のパイロットプロジェクトの技術パートナーであるという事実に端を発しており、注目点は、同社は、9社が参加したいくつかの厳格なプロセスを経て、最有力候補に浮上している点だ。これらの企業はすべて、十分な技術的可能性、成熟度、能力、関連経験、および現場調査への参加意欲に基づいて審査され、最終的に同社がジョージア銀行の最良のパートナーとして浮上したという。

ジョージア国立銀行とウォリスの会談の焦点から判断すると、リップルはこの地域でより多くのユースケースを歓迎する方向に向かっている可能性があり、現在高い関心が寄せられている。

RECOMMENDこちらの記事も人気です。

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。

NEW POSTこのライターの最新記事