メラニア・トランプ氏が限定版NFT付き母の日ネックレスを発売

メラニア・トランプ氏がNFT付き母の日ネックレスを発売

ドナルド・トランプ（donald trump）元米国大統領夫人のメラニア・トランプ（Melania Trump）氏は、母の日を前に、限定版NFT付き母の日ネックレスを245ドル（約38,000円）で発売することが分かった。

Let’s honor and celebrate all mothers with love and gratitude. https://t.co/ESihnAQ8kg pic.twitter.com/Nj3IKfwzG1

— MELANIA TRUMP (@MELANIATRUMP) April 21, 2024

同氏は、オンライン小売プラットフォームを通じて、パーソナライズされたネックレスを 245ドルで販売。このコレクションの目玉は、三つ葉のクローバーをデザインしたゴールド ヴェルメイユ（※1）のネックレスで、名前や日付を刻印すれることでギフトにも適したものとなっているとのこと。同コレクションは、同氏のサインが各ペンダントの裏側に刻まれており、「Her Love and Gratitude（日本語訳：彼女の愛と感謝）」と名付けられたこのネックレスは、愛と感謝の気持ちで母親をたたえるというトランプ元大統領のメッセージを反映している。

デジタル世界への進出で知られる元大統領は、ソラナ（Solana）ベースのNFT（非代替性トークン）に関連付けられた限定版のデジタル収集品を購入するたびに、独自のインセンティブも提供。ソラナブロックチェーンテクノロジーの利用は、伝統的な小売とデジタル トレンドを融合させる夫人の革新的なアプローチを強調している。

ブロックチェーン+小売戦略で消費者の関心の高まり活用

今回の動きは、メラニア夫人が2022年にNFT導入に成功したことに続くもので、聴衆からの共感を呼び続けている。

夫人は、ブロックチェーン技術を小売戦略に組み込むことで、デジタル収集品に対する消費者の関心の高まりを活用しており、母の日のネックレスなどの物理的な商品とデジタルトークンを組み合わせるのは、現代の消費者の好みと一致。芸術性とテクノロジーを融合させたネックレスは、典型的な小売体験からの脱却を表している。

従来の領域とデジタル領域の両方を活用する夫人の能力は、急速に進化する市場環境における適応力を強調している。今回の戦略的アプローチは、NFTトランザクションをサポートする際の効率性とスケーラビリティで知られるソラナブロックチェーンを夫人が選択したことからも明らかだ。

メラニア夫人は、小売業以外にも政治資金集めにも取り組み、夫であるドナルド・トランプ氏の2024年大統領選挙キャンペーンの初イベントを主催。LGBTグループである丸太小屋共和党員（※2）とのイベントは、彼女が政治的言説の形成に継続的に関与していることを強調している。夫人の起業家としての取り組みは、公共関与への多面的なアプローチを反映した政治活動への継続的な取り組みによって補完されている。