ペイパル(PayPal)のステーブルコインが米国民主党トップから厳しく批判を受ける

ペイパルのステーブルコインについて米国民主党トップが批判

ペイパル(PayPal)の新しいステーブルコインは、米国下院金融サービス委員会の民主党トップであるマキシン・ウォーターズ(Maxine Waters)議員から強い批判を受け、仮想通貨におけるステーブルコインに対する米国の明確な規制がない中、同社がステーブルコインを発売したと指摘された事が分かった。

同議員は声明の中で対のように述べている。

これらの資産に対する規制、監視、執行のための連邦政府の枠組みがまだ存在しない中で、ペイパルが独自ステーブルコインを立ち上げることを選択したことを非常に懸念している。

ステーブルコインは、他の不安定な仮想通貨と比較し、予測不可能性を軽減するために使用される。しかし同議員は、消費者がより大きなリスクにさらされることを懸念しており、同氏は、連邦レベルで明確かつ強力な消費者保護を確立する法律がなければ、消費者は悪者の手によって危害を受けるリスクがさらに高まると指摘している。

ステーブルコイン運営には連邦政府の監視と執行が不可欠

ウォーターズ議員は、ペイパルの規模と範囲を考慮した際、消費者保護を保証し、金融安定性の懸念を軽減するには、そのステーブルコイン運営に対する連邦政府の監視と執行が不可欠と批判している。同議員は、民主党議員がこうした出来事の際に消費者にとって保護された環境を作り出すための法案作りに熱心に取り組んできたことを強調している。

共和党の法案は、州政府の下で発行されるペイパルUSD(PayPal USD/PYUSD)のようなステーブルコインに承認の印を与えているが、FRS(米国連邦準備制度)が連邦基準を監督したり強制したりすることを妨げていると痛烈に批判。さらに、ステーブルコインが採用された場合、共和党がインフレから経済を保護したり、最大雇用を支援したりすることが困難になると主張している。

仮想通貨コミュニティはウォーターズ議員の意見を受け入れがたい

仮想通貨ツイッターコミュニティは同議員のコメントをあまり受け入れておらず、破産したFTXのサム・バンクマン‐フリード(Sam Bankman‐Fried)氏と同議員の写真を共有した。

パブリックブロックチェーンに焦点を当てたベンチャーキャピタル企業のキャッスルアイランドベンチャーズ(Castle Island Ventures)のマット・ウォルシュ(Matt Walsh)CEO(最高経営責任者)氏はFTXについて次のように述べている。

マキシン・ウォーターズが期待していた連邦ステーブルコイン発行者だ。ペイパルの速度を下げてください!

あお、ユーザーは、ペイパルがステーブルコインを凍結または消去する権利を持っていると述べているステーブルコインのスマートコントラクトの特定の側面を強調しているが、これは集中化の程度に疑問があると考えられている。

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