グーグルクラウド(Google Cloud)がWeb3スタートアッププログラムを開始

グーグルクラウドがWeb3スタートアッププログラムを開始

グーグルクラウド(Google Cloud)は、アルケミー(Alchemy)、アプトス(Aptos)、ベース(Base)、セロ(Celo)、フロー(Flow)、ヘデラ(Hedera)、ナンセン(Nansen)、ニア(Near)、ポリゴン(Polygon)、ソラナ(Solana)、サードウェブ(Thirdweb)との戦略的パートナーシップを活用し、Web3スタートアップ向けに特別に設計されたイニシアチブを導入した事が分かった。

このWeb3スタートアッププログラムは、グーグルの持ち株会社アルファベット(Alphabet)の子会社からより広範なイニシアチブを形成し、規模拡大を試みる企業に対して技術ツールとクラウドサービスを提供することを目的としている。そのため、このプログラムは、ブロックチェーンベースのプロトコルと技術スタックを構築するシリーズ A 段階の企業を歓迎しており、グーグルクルラウドのWeb3エンジニアリング責任者であるジェームズ・トロマンズ(James Tromans)氏は次のように語っている。

私たちの目標は、アプリケーションを構築するための信頼性、スケーラビリティ、および持続可能なインフラストラクチャーをWeb3ビルダーに提供することです。グーグルクルラウドを、すべてのWeb3スタートアップとデベロッパーがビジネスの立ち上げと拡大を支援するための最初の選択肢にしたいと考えています。


Web3スタートアッププログラムには追加特典も

グーグルクルラウドWeb3スタートアッププログラムは主に、スタートアップ企業が受け取れるクレジット(※1)のほか、パリ ブロックチェーン ウィーク、コンセンサス、TOKEN2049 シンガポールなどの主要なブロックチェーン イベントへのアクセスに関する追加の特典を備えている。

(※1)グーグルクルラウドクレジットで最大 2,000ドル(約267,000円)で2年間有効

すでにシードファンドを取得しているスタートアップの場合、2 年以上にわたって最大 200,000ドル(約2,600万円)相当のクラウドクレジットを利用でき、さらに12,000ドル(約160万円)のグーグルクルラウド拡張サポートクレジットが追加されるとのこと。Sdtartupsは、1年分の グーグル・ワークスペース・ビジネスプラス(Google Workspace Business Plus)へのアクセスにより、よりシームレスな運用ができる。

法定通貨かトークンのいずれかでスタートアップにそれぞれ100万ドル(約1.3億円)を提供するプログラム参加パートナーには、Aptos、Celo、Flow、HBAR Foundation、Near、および Solana Foundation が含まれている。ポリゴンのベンチャー キャピタル部門であるポリゴン・ベンチャーズ(Polygon Ventures)は、シードされた企業に300万ドル(約4億円)の資金を提供し、コインベース(Coinbase)のインフラ部門であるベース(Base)は、適格スタートアップに対して優先審査を実施。

一方、コインベース・ベンチャーズ(Coinbase Ventures)は、関連するベンチャーキャピタル企業とのネットワーキングをサポートし、参加するスタートアップを上場チームに結び付ける。プログラムに受け入れられたWeb3スタートアップは、特定要件と制限の対象となりる。ナンセン(Nansen)のアレックス・スヴァネヴィク(Alex Svanevik) CEO(最高経営責任者)は、グーグルクルラウドがWeb3のスケーリングを支援する可能性について楽観的な見方を示し、次のように語っている。

私たちナンセンは、リアルタイムのインテリジェンスを提供して、仮想通貨の競争条件を平準化することができます。

AWS(Amazon Web Services)、Microsoft AzureなどのWeb3インフラストラクチャープロバイダーの競争の激しい分野に参入したにもかかわらず、グーグルクラウドは、Web3のスタートアップや開発者にとって最初の選択肢になることを目指している。

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