仮想通貨銀行SEBA、9ヶ国へ市場拡大
スイス拠点の仮想通貨銀行SEBAは今後、シンガポール、香港、英国、イタリア、ドイツ、フランス、オーストリア、ポルトガル、オランダ9ヶ国の企業や機関顧客が、銀行口座を開設できるようになることをThe Blockは報じた。
仮想通貨銀行SEBAは今年11月、正式にサービスを開始している。主なサービスのメインターゲットは新たな銀行口座は、銀行、資産運用会社、年金基金、企業、およびプロの民間投資家が対象であり、外国向けのサービスは、指定した顧客に限定して開始することを発表していた。
SEBA(旧SEBA Crypt AG)は今年8月、スイス金融市場調査局(FIMMA)から銀行免許を取得。1ヶ月間のテストフェーズを完了した後、フィアット通貨(法定通貨)とデジタル通貨を統合したハイブリッドな銀行口座を正式に開設することとなった。今回のシンガポール、香港など9ヶ国の企業や機関顧客が、銀行口座を開設できることについて、次のように述べている。
「ビットコインの発明から10年以上経っても、一方の伝統的な銀行業務と他方の分散金融との間には依然として大きなギャップがあります。」
さらにSEBAは、SEBAウォレットアプリやeバンク、SEBAカード機能を提供し、これらのサービスや機能を使用してビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ステラ(XLM)、ライトコイン(LTC)、イーサリアムクラシック(ETC)の5つ仮想通貨を管理。保有することができるようだ。またこれらの仮想通貨は、法定通貨との交換も可能となり、気軽に仮想通貨業界へ参加することができるようになる。