本日発売の「週刊少年ジャンプ」50周年記念号にて、2016年に連載終了した「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が特別読み切りとしてジャンプに復活しました。
こち亀といえば時節ネタですが、50周年記念のタイミングで仮想通貨ネタを持ってきました。
仮想通貨というより、バーチャルコインの話がメインでストーリーが進んでいきます。
日本でのお金の盗難事件を持ち出し「今は実在しない仮想通貨の盗難事件が毎日起きている」と話す両さん。
そして両さんは自分のコインが欲しいと中川に持ちかけると、直ぐ様「両津コイン」が発行されます。
両津コインは仮想通貨ではなく、プラスチックに金メッキの実物のコインです。
両津コイン
- 総発行枚数…500枚
- 借金している商店街に30枚エアドロップ
- 発行時の価格…無価値
こうして発行された両津コインでしたが、価値がない為ほとんどのホルダーが捨ててしまうという問題が発生します。
しかし中川の一声で、中川グループ全ての部門で「両津コイン」をお金として認め、コイン保有者には好きな商品を与えるという大胆な行動に出ます。
これは両津の策で中川の映像にボーカロイドで声を当てた、偽装映像でした。
初めて両津コインで購入されたものは、800万円の車でした。
1両津コインで800万円の車です。
「ワンコインでなんでも買える」という事実が一気に世間で広まり、両津コインの価値は暴騰します。
そして両津コインの価格は600万円の価値をつけます。
ほとんど流通させていないので、500枚の発行枚数のうち460枚は両さんが保有しています。
しかしここで終わらないのが両さんです。
また偽装映像を作成し、両津コインの換金額を1枚10億円に設定します。
そして両さんは4600億円を換金した後、逃亡。
事態に気付いた中川は、現金の流れを追跡するも既に全額金塊に変えられており追跡不能。
さすが両さんですね。
最後は「こち亀らしい」オチになっています。
相変わらずな両さん
こち亀は毎週その時話題の出来事が内容に盛り込まれますが、連載終了した2016年頃は、仮想通貨はまだまだ世間的には認知度の低いものでした。
今でもこち亀が連載していたら、絶対仮想通貨はネタにされていたでしょう。
今回は仮想通貨ではなくバーチャルコインでの騒動がネタになっていますが、仮想通貨に置き換えても通じる話です。
そして両さんの商売術(スキャム)と中川グループの偉大さにはやはり驚かされます。
次にこち亀がジャンプで掲載されるのは東京オリンピック開催年になると章末コメントでほのめかされています。
日本の誇れる文化(漫画やアニメ、コスプレ)などのコインがたくさんでてきました。
得意分野で世界に誇れるものを作ってもいいかもしれませんね。
金融庁や既得権益が影響して、交換所やICOはなかなか思うようにできないのが現状です。
仮想通貨も、日本の文化を取り入れていくといいのかもしれません。
両津コインほしいですね。