東南アジア最大の銀行DBSが香港で仮想通貨サービス拡大計画を発表

DBS銀行が香港でデジタル資産ライセンスを申請

東南アジア最大の銀行であるDBSは、香港で仮想通貨サービスを拡大する計画を発表した事が分かった。

DBS Group Holdingsは、香港でサービスを拡大する計画を発表。現地メディアのStraits Timesは2月12日(月曜日)、同銀行が香港の顧客に仮想通貨取引サービスを提供するためのライセンスを申請する予定であると報告。シンガポールに本社を置き、上場している DBSは、18の市場に存在する東南アジア最大の銀行だ。DBS香港のセバスチャン・パレデス(Sebastian Paredes)CEO(最高経営責任者)は次のように語っている。

銀行が香港の顧客にデジタル資産を販売できるように、香港でライセンスを申請する予定です。香港の仮想通貨に関する規制が明確になり、銀行がフレームワークを正確に理解すると、DBSは参加に関心のある貸し手の1つになります。DBSはデジタル資産に関連するリスクを認識しているが、銀行は香港の最近の政策転換を支持しています。


仮想通貨空間へ積極的に進出しているDBS

香港は現在、デジタル資産ビジネスの誘致を模索しており、2023年1月、財務長官のポール・チャン・モポ(Paul Chan Mo-po)氏は、仮想通貨のハブになるという市のコミットメントを再確認した。

中国の仮想通貨反対のスタンスとは異なり、香港政府は、個人投資家が仮想通貨や仮想通貨ETF(ETF)を取引できるようにすることを検討。

DBS は、2020 年後半にシンガポールで企業および機関投資家向けのフルサービスのビットコイン取引所を立ち上げ、取引量の増加を見た後、同銀行は仮想通貨トラストサービスを開始。続いて初のセキュリティトークンの提供を開始している。DBSは、「需要の高まり」を理由に仮想通貨ビジネスを拡大し続けていった。同銀行は、2021年10月にシンガポール通貨庁(MAS)から仮想通貨サービスを提供するライセンスを取得し、その後、自主的な仮想通貨取引サービスを開始。さらに、2022年9月にはメタバース市場に参入し、仮想通貨関連空間へと積極的に進出させている。