インドネシアの仮想通貨取引所Indodax、エクスプロイトで1,500万ドル相当のハッキング被害を受ける

インドネシアの仮想通貨取引所Indodaxがハッキング被害を受ける

インドネシア最大の仮想通貨取引所の1つIndodax(インドダックス)は、プラットフォームでセキュリティ上の問題を特定したと発表し、PeckShield(ペックシールド)は損失額が1,570万ドル(約22億円)に達する可能性があると推定している事がわかった。

日本語訳:
PeckShieldAlertからの仮想通貨の大規模流出(約1,570万ドル相当)
インドダックス-Ethereum、Polygon、Optimism について資金は現在次のアドレスに保管されています。
#イーサリアム 0x5910…48Df8(5,204.3ETH)
#ポリゴン 0x90Ff…904f(6,843,716.17POL)
#オプティミズム 0x3B8F…eB6d(~380ETH)

Indodaxが約22億円相当の資産をハッキングされた事が判明。盗難後、ハッカーは盗んだ資金のほとんどをすぐに現地の仮想通貨に変換しているとみられる。PeckShieldは、同取引所から1,570万ドル相当の仮想通貨の大量流出を検出したとXに投稿。同社のシステムが、異なるネットワーク上のIndodaxのウォレットに関連する複数の疑わしい取引を特定したことも報告しており、Cyvers Alerts  https://cyvers.ai/ は次のように述べている。

疑わしいアドレスにはすでに1,440万ドル(約20億円)が保管されており、トークンをイーサリアムにスワップしている。


メンテナンスによってオフラインにユーザーは不安を抱く

Indodaxは現在メンテナンス中でオフラインとなっており、公式サイトとアプリは現在アクセスできない状態が続いている。

日本語訳:
インドダックス会員の皆様、こんにちは。
弊社のセキュリティチームがプラットフォーム上で潜在的なセキュリティの兆候を発見したことをお知らせします。

現在、システム全体の正常な動作を確保するため、総合メンテナンスを実施しております。このメンテナンス プロセス中は、INDODAX Webプラットフォームとアプリケーションに一時的にアクセスできなくなります。ただし、ご心配なく。仮想通貨とルピアの両方でお客様の残高が100%安全であることを保証いたします。
ご忍耐と信頼に感謝いたします。当社は、お客様の取引の安全性と快適性を維持するためにこのプロセスを実行します。調査が完了次第、さらなる情報更新をお知らせいたします。
よろしく、
INDODAX–インドネシアのビットコインおよび仮想通貨取引所

同取引所は、ユーザーの資金について、仮想通貨とインドネシアルピアの両方で“100%安全”だと述べているものの、この状況がどうなるのか不安に思っているユーザーが多く、オフラインになっている現時点で保有資産にアクセスできなくなることは懸念材料であり、ユーザーにとって切実な問題だ。

PeckShieldによると、現在、ハッカーは、イーサリアム(Ethereum)で約5,204 ETHが保管されており、ポリゴン(Polygon)には約684万POL、オプティミズム(Optimism)には約380 ETH、トロン(Tron)で1,670万TRXを保有しており、25 BTCも保管されているとのことだ。

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