DeFi活動が高まる中でAptosが新しい過去最高値に到達

Aptosが新しい過去最高値に到達

レイヤー1ブロックチェーンネットワークのアプトス(Aptos)のネイティブトークンAPTは、2023 年初頭から200%以上急騰した後、1月22日(日曜日)、14.18ドルの史上最高値に達した事が分かった。

CoinMarketCapより画像引用

CoinMarketCap によると、1月23日16時時点でのAPT価格は、1APT=1,780円(36ドル)前後で推移しており、前日同時刻比-3.04%となっているものの、1週間で68.50%の上昇となっており、時価総額は2,836.7億円を超えている。APT は現在市場の上昇で最もパフォーマンスの高いデジタル資産の1つであり、イーサリアム(Ethereum/ETH)、ビットコイン(Bitcoin/BTC)などのより経験豊富なライバルをしのいでいる。

Aptosブロックチェーンでユーザートランザクションが急増

多くの批判を受けてローンチした後、Aptosのユーザートランザクションは過去30日間で100%以上増加している。

最新の調査データによると、同ブロックチェーンは12月23日の時点で83,675件のトランザクションを処理し、その数は1月21日までの約1カ月で173,627件に急増。また、ネットワーク上での新規アカウントの作成が安定していることも示しており、12月23日の時点で、10,248件の新アカウントが作成され、その数は1月3日時点で11,500件に増加。しかし、1月21日までに8,024に減少し、1日あたりのアクティブなアドレスの数は、報告期間中に23,065件から35,742件に急増している。

一方、APT トークン供給の80%以上が現在ステークされている。Aptos Labsのエクスプローラーによると、トークンの総供給量は10億1,000 万で、これらのトークンのうち8億3,960万がステークされている。

Aptos DeFi TVL 31%ジャンプ

DeFillamaの調べによると、Aptosエコシステムにロックされている資産の総額は、12月1日に記録された4,082万ドル(約53億円)から31%急増して5,562万ドル(約72.3億円)になっている。

この期間中、複数のプロジェクトがネットワークのサポートを発表したため、DeFi(分散型金融)活動がAptosで取り上げられている。2023年1月6日、主要BNBチェーンベースのDEX(分散型取引所)であるパンケーキスワップ(PancakeSwap)がブロックチェーンに導入されて以降、DEXはAptosのTVL(Total value locked=DEXに預けられた仮想通貨の価値)を支配しており、ネットワークの総TVLの59%を占めている。

一方、AUX Exchange、Tortuga、Ditto、ABEL Financeなど、ネットワーク上の他のDeFiプロトコルはすべて、同じ期間にTVLの上昇を記録。最近では、仮想通貨取引所Binanceが1月20日に、リキッドスワップサービスでAptosの新しい流動性プールを開設。この動きにより、APT/BTCおよびAPT/USDT取引ペアの取引量が増加している。

AptosでのNFT(非代替性トークン)活動も増加しており、Topazのデータによると、ネットワーク上の上位3つのNFTコレクションの販売量が、過去24時間で60%以上急増したことを示している。