仮想通貨取引所BinanceとFTXがドバイでライセンスを獲得

Binanceがドバイとバーレーンでライセンスを取得

Binanceは、ドバイとバーレーンで仮想通貨サービスプロバイダーになるためのライセンスを取得、仮想通貨デリバティブ取引所FTXが、ドバイで仮想資産ライセンスを取得した事がわかった。

日本語訳:
Binanceは、バーレーン中央銀行(CBB)から仮想通貨サービスプロバイダーライセンスを付与されています。

世界最大規模を誇る仮想通貨取引所Binanceは、経済自由区域であるドバイ世界貿易センター初の仮想通貨取引所になるための免許を取得。また、CBB (Central Bank of Bahrain=バーレーン中央銀行)から、王国の仮想資産サービスプロバイダーになるためのライセンスを獲得したことをジャオ・チャンポン(Zhao Changpeng:趙長鵬)CEO(最高経営責任者)はTwitterで発表。今回のBinanceの動きは、仮想通貨市場による中東への注目が高まっていることを改めて浮き彫りにした。

湾岸地域最小経済国であるバーレーンは、中東初期に仮想通貨採用した先駆者の1人で、今回のライセンスにより、同取引所は、バーレーン当局の監督下で、顧客に仮想通貨取引、保管サービス、ポートフォリオ管理の提供ができるとのこと。

FTXがライセンス取得でドバイに現地本部設置へ

Binanceと同様に、仮想通貨デリバティブ取引所FTXが、ドバイで仮想資産ライセンスを取得し、ドバイに地域本部を設置するとサム・バンクマン・フライド(Sam Bankman-Fried)CEO(最高経営責任者)が発表した。

日本語訳:
ドバイで初の(そして今のところ唯一の)デジタル資産交換ライセンスを受け取ることに本当に興奮しています!

サム・バンクマン・フライドCEOは声明のなかで、同社は「機関投資家向けに一元化されたカウンターパーティの清算を伴う複雑な仮想通貨デリバティブ商品」を提供する予定を明らかにしている。

世界最大のフィンテック企業誘致を目指すUAE

現在、UAEアラブ首長国連邦は、世界最大の仮想通貨およびフィンテック企業のいくつかを引き付けることを目指しており、2021年6月時点でChainalysis(チェイナリシス)がまとめたデータによると、トルコとレバノンに次ぐ、この地域で3番目に大きな仮想通貨市場であり、FTXヨーロッパは今回の声明の中で次のように述べている。

ドバイがこれらのコミットメントを順守することで保証する確実性と信頼性により、FTXは、完全に規制された方法でグローバル市場に参入する最初の仮想資産サービスプロバイダーになるためのスケーリングの全体的な戦略を安全に追求できます。

FTXは2022年1月に発表されたシリーズCの資金調達ラウンドで4億ドル(約471億円)を調達した後、企業評価が320億ドル(約3兆7,700億円)に達している。