MiCA準拠のユーロペッグ・ステーブルコインEURAUが承認、AllUnityがBaFinライセンスを取得

AllUnityがBaFinのEMIライセンスを取得

AllUnity(オールユニティ)は、MiCA準拠のユーロペッグ・ステーブルコインEURAUを発行するために、BaFinのEMIライセンスを取得した。

日本語訳:
AllUnityは、DWS_グループ、FlowTraders、そしてgalaxyhqは、2025年7月1日にドイツ連邦金融監督庁(BaFin)より電子マネー機関(EMI)ライセンスを取得しました。

ドイツ銀行の資産運用部門DWS、Flow、Traders、Galaxyの合弁資産運用会社であるAllUnityは2025年7月1日(火曜日)、MiCA準拠のユーロペッグ・ステーブルコインEURAUを発行するため、ドイツでBaFin(ドイツ連邦金融監督庁)かた、EMI(電子マネー機関)ライセンスを取得したと発表

ユーロと1:1の比率でペッグされる予定であり、MiCAへの準拠により、頻繁な準備金証明と規制報告を通じて、機関投資家レベルの透明性が確保される。今回の承認により、機関投資家レベルのプルーフ・リザーブ(※1)と財務報告を備えたEURAUの発行が促進され、透明性と信頼性が確保された、EU(欧州連合)のMiCA(仮想通貨市場)規則に準拠した、ドイツ初完全規制ユーロペッグ制ステーブルコインEURAUの発行が可能になった。ECB(欧州中央銀行)がデジタル通貨への規制を強化する中、この変更はヨーロッパのデジタル金融環境を変える大きな一歩となる事が期待されている。

(※1)プルーフ・リザーブとは…
PoR(Proof of Reserves)とは、仮想通貨取引所やその他の金融機関が、顧客からの預かり資産と同額以上の資産を実際に保有していることを証明する手続き

今回の発表に際し、AllUnityのアレクサンダー・ホプトナー(Alexander Hoptner)CEO(最高経営責任者)は、次のようにコメントしている。

BaFinからEMIライセンスを取得したことは、AllUnityにとって画期的な成果であり、規制遵守への当社の献身的な取り組みの証です。単に規制上のハードルをクリアしたというだけでなく、欧州および世界市場において、真に安全で透明性が高く、コンプライアンスに準拠したデジタル越境決済エコシステムを構築するための基盤となる一歩です。


AllUnityによるEURAUの目標

AllUnityは、準備金証明と規制報告を通じて高い透明性を実現するため、100%担保付きのEURAUの発行を計画している。

ユーロペッグのステーブルコインEURAUを通じて、フィンテックプラットフォームと既存の金融機関の両方に対応し、ヨーロッパ内外のシームレスなクロスボーダー取引の実現を目指している。AllUnityは、進化するデジタル決済環境に対応する、汎用性と互換性に優れたソリューションをEURAUで提供しており、企業システムやDeFi(分散型金融)プロトコルとの互換性が期待されている。

AllUnityは、USDTローンチ時のテザー(Tether)同様、EURAUの規制においても大きな競争と困難に直面すると予想されるものの、あらゆる困難にもかかわらず、USDTは他のステーブルコインを大きく引き離し、市場をリードする存在となっている。投資家は今、EURAUが同様の成功を収められるのか、それとも人気を失ってしまうのかを見極める時が来ているだろう。

 

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