コカ・コーラがNFTコレクションを発売
コカ・コーラ（The Coca-Cola Company）は、コインベース（Coinbase）のイーサリアム（Ethereum）レイヤー2ネットワークである同取引所の独自ブロックチェーンBase（ベース）上で、古典的でモダンなアート作品をフィーチャーした「マスターピース」NFT（非代替性トークン）コレクションを発表したことが明らかになった。
同取引所は数週間にわたるオンチェーンサマーイニシアチブの一環として、2023年8月13日にミントを発表。コカ・コーラは、一流のアーティストによる象徴的な作品で、彼らのグローバル・マスターピース・キャンペーンをオンチェーンに持ち込む予定だ。
オンチェーン・サマーイニシアティブは、Baseのメインネット立ち上げを記念して8月9日に開始され、Baseを利用した一連のオンチェーン・アート、ゲーム、音楽プロジェクトが開催されたレイヤー2チェーンの効率性と費用対効果実証を目的としている。また、マスターピースコレクションは、普通のNFTシリーズではなく、コカ・コーラ・ボトルの象徴的なイメージと現代的なアートワークがユニークに組み合わされており、アケットやヴィクラム・クシュワといったアーティストがこのコレクションに参加している。さらに、エドヴァルド・ムンクの『叫び』やヨハネス・フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』といった歴史的な名作も取り上げており、これらの作品は、コカ・コーラの最近のCMマスターピースからインスピレーションを得ている。
コカ・コーラ社はこれまでにもNFTコレクションを販売
NFTは0.0011ETHから0.014ETHまでの8種類のNFTで構成されており、これらのNFTの一部は、NFT取引所であるOpenSeaで最初の価格を下回って販売されている。
その結果、約50,000のNFTがmint.funで鋳造されたが、購入希望者は16日が鋳造の最終日であることに注意する必要だ。コカ・コーラがNFTに関わるのはこれが初めてではない。当NEXTMONEYの2021年7月28日付け特集記事「コカ・コーラが国際フレンドシップデーを記念して初のNFTを発売」で報じているように、2021年7月、コカ・コーラは4種類のNFTをオークションに出品して話題となっている。このオークションでは575,000ドル（約）を超える金額が集まり、その全額がチャリティに寄付されている。さらに、2022年7月4日付け特集記事「コカ・コーラがプライドシリーズNFTコレクションをポリゴンでリリースへ」で報じたように、翌年にもNFTコレクションをリリースしている。
Base上で構築・創造するプロジェクトには助成金も
一方で、コカ・コーラ・コレクションは、「Friends With Benefits」（偽名暗号個人Cozomo de’ Mediciとのパートナーシップによる「New Era ETH」および「New Era BTC」NFTをフィーチャーしたプロジェクト）、「Optimism」、「Atari」などのプロジェクトに加わり、8月30日に終了する複数週間のイベントに参加する予定だ。
コインベースのプロトコルを担当するジェシー・ポラック（Jesse Pollak）氏によると、Base上で構築・創造するプロジェクトには助成金も用意。さらに、当NEXTMONEYの2023年8月14日付特集記事「BaseがトップNFTプラットフォームとして浮上で転送値3位に」で報じたように、Baseのデイリーアクティブユーザー数が初めて10万人を突破している。
