ステラがCFTの最新メンバーに加わる
非営利団体であるSDF(Stellar Development Foundation=ステラ開発財団)は、CFTC(米国商品先物取引委員会)の新しい諮問委員会に参加することを発表した事が分かった。
同社の声明によると、SDF は、CFTC が監督する 5 つのアクティブな諮問委員会の1つであるGMAC(Global Markets Advisory Committee =グローバルマーケット諮問委員会)の仮想通貨に焦点を当てた4組織のうちの1つである。ステラブロックチェーンの背後には、J.P. モルガン、ゴールドマンサックス、ブラックロックなどがあり、従来の大型金融プレーヤーの代表者にステラも加わる。
GMACにおける財団の役割
SDFはGMACのブロックチェーン業界を代表しているため、財団はレイヤー1プロトコルと送金に焦点を当てることを期待している。
また、同組織は委員会の一部として、デジタル資産市場と現実世界のユースケースにおけるステーブルコインの役割を強調することを計画している事も新たに判明。声明の中で、SDFは、CFTCの新しい委員会に多くの伝統的な金融関係者が加わることに興奮していると述べている。GMACは、従来の金融とブロックチェーンが米国市場の完全性と競争力を確保するための統合の見通しを見つける機会として役立つと考えているとのことで、次のように述べている。
活発な2022年の後、財団の政府機関との関与はこれまで以上に重要になっています。CFTCのGMACへの参加は、業界を主流の採用に向けて後押しするもう1つの機会です。コミッショナー・ファムのリーダーシップの下で私たちの前にある仕事と、ブロックチェーン技術と私たちの業界を代表する機会を楽しみにしています。
なお、SDFに加えて、デジタル商工会議所、Uniswap Labs、CoinFund の関係者もメンバーの一部として参加しているとのこと。
GMACの機能
GMACは、グローバルビジネスに携わる国内企業だけでなく、米国市場の「完全性と競争力」に関連する問題についてCFTCを指導する任務を負っている。
グローバル市場の規制上の課題も、監視機関に勧告を行うために委員会が必要とするグローバル市場の側面の一部である。先物、スワップ、オプション、デリバティブ市場、仲介業者を規制するための国際基準の設定も、GMACの権限に含まれている。そのメンバーには、金融市場のインフラストラクチャー、市場参加者、エンドユーザー、サービスプロバイダー、規制当局が含まれる。CFTC コミッショナーであるキャロライン・ファム(Caroline Pham)氏がGMACの新しいスポンサーで、同氏後援の下での初会議は、組織問題に専念することが明らかになっている。