ドル支持のHUSDステーブルコインがペグから急落| NEXTMONEY

HUSDステーブルコインがペグから急落

ステーブルコインの悪夢が再び到来か。Stable Universalによって発行されたドル建てのステーブルコインHUSDは8月17日（水曜日）、ペッグ制から抜け出し、銀行取り付け騒ぎの可能性に対する懸念を引き起こしたことが分かった。

セーシェルに本拠を置く中国系仮想通貨取引所Huobi（フォビ）は、HUSDステーブルコインに関連する現在の流動性の問題を認識していると述べている。

CoinMarketCapより画像引用

HUSDステーブルコインは、水曜日の午後遅くにドルと同等を失った後、現在約0.88ドルで取引されており、CoinMarketCapの調べによるとHUSDは、1HUSD=136.10円（0.999ドル）前後で取引されており、前日同時刻比4.50%、1週間で0.34%の上昇をしており、時価総額218億6,814万円で、時価総額ランキング233位となっている。

FTXが株式購入交渉中にデペッグが発覚したHUSD

今回のニュースは、仮想通貨デリバティブ取引所FTXのサム・バンクマン・フリード（Sam Bankman-Fried）CEO（最高経営責任者）と、トロン（TRON）の創設者であるジャスティン・サン（Justin Sun）CEOが、Huobi Globalの過半数の株式を購入する交渉をしていることが明らかにされてから1週間も経たないうちにもたらされている。

We are aware of the current liquidity issues associated with the HUSD stablecoin, which is issued by Stable Universal Limited and built on the Ethereum network.

— Huobi (@HuobiGlobal) August 18, 2022

日本語訳：
Stable Universal Limited によって発行され、Ethereum ネットワーク上に構築された HUSD ステーブルコインに関連する現在の流動性の問題を認識しています。

Huobi Global はHUSDを発行していないものの、同取引所の投資部門であるHuobi Capitalは2019年にHUSD発行会社であるStable Universal に対して投資している。Huobi の公式Twitterアカウントは、8月18日（木曜日）、HUSD がドルペッグからさらに下落したため、デペッグについて次のようにコメントしている。