Galaxy Digital、1億ドルを調達し機関投資家向け仮想通貨ヘッジファンドを設立へ

Galaxy Digitalが機関投資家向け仮想通貨ヘッジファンドを設立へ

Galaxy Digital(ギャラクシーデジタル)は、ファミリーオフィスや機関投資家から1億ドル(約158.6億円)の資金調達を確保し、2026年第1四半期に新たな仮想通貨ヘッジファン設立を計画している。

報道によると、マイク・ノボグラッツ(Mike Novogratz)氏率いるGalaxy Digitalは、2026年第1四半期に予定されている仮想通貨に特化した新たなヘッジファンド設立のため、1億ドルを調達。富裕層個人投資家や機関投資家をターゲットとするこのファンドは、デジタル資産と従来株式の両方において、ボラティリティ(※価格変動差)の高い取引を行うためにロングショート戦略を採用する。

このファンドはハイブリッド・ロングショート戦略を採用し、同社は資金の30%をビットコインなどの流動性の高い仮想通貨に、70%を従来型株式である金融サービス株に投資する予定だ。この計画は、同社が2025年第3四半期に5億500万ドル(約800億円)の純利益を計上したことを受けての措置で、分散化された運用主導型の投資ビークルへの移行を示唆している。

この複合戦略はリスクを管理しつつ、高い成長の可能性を捉えることを目指しており、仮想通貨、ブロックチェーン、規制関連企業に投資し、同社の仮想通貨ヘッジファンドは安定性を維持し、価格変動に対処しようとしている。

Galaxyによる機関投資家向けサービス拡大の背景

Galaxy Digitalは2024年、訴訟和解費用を除いて5億3,200万ドルの純利益を計上し、運用資産と保有資産を合わせて100億ドル(約1.5兆円)を超える資産で年を終えている。

同社は最近、機関投資家レベルのインフラ構築を最優先課題とし、取引、保管、貸付のための統合プラットフォームを提供するGalaxyOneを立ち上げ、バイオテクノロジー企業や従来型金融機関が仮想通貨を国債やポートフォリオに組み入れるという、より広範なトレンドに沿ったものだ。これまでのGalaxyファンドは主に方向性のある仮想通貨へのエクスポージャーに焦点を当てていたが、このファンドは、高いボラティリティの中でヘッジされたリターンを求める顧客をターゲットとしている。

Galaxy Digitalは、マクロ経済の変化と政治的不確実性という不安定な要素が重なり、2026年のビットコインの見通しは非常に予測困難になると予想。一方で金融専門家は、同社による仮想通貨ヘッジファンドの立ち上げは、デジタル資産業界の成熟を示す兆候だと指摘している。

こうした足元の不透明感にもかかわらず、同社は長期的な見通しを楽観的に維持しており、アナリストのアレックス・ソーン(Alex Thorn)氏は2027年の目標価格を25万ドルと設定。しかし、オプション市場からの矛盾したデータは、価格の極端な変動を示唆しており、当面の動向は不透明だ。また、同社の仮想通貨ヘッジファンドが、規制上の懸念に対処するため、デジタル資産への直接的なエクスポージャーを制限していることも注目に値する。

 

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