仮想通貨流入が1週間で1億300万ドルを超え、強気派が戻ったか

仮想通貨ファンドの流入額が1億300万ドルに急増

仮想通貨投資ファンドへの資金流入は2週間前の一時的な休止期間を経て再開された後、1億300万ドルを超えた流入額が記録され、強気派が戻ってきたのではないかと期待されている事が分かった。

日本語訳:
先週はデジタル資産に1億300万米ドルが流入したが、月曜日には報告がなかった。メリークリスマス!

CoinShares(コインシェアーズ)の調査責任者であるジェームズ・バターフィル(James Butterfill)氏によると、仮想通貨業界全体が数日間強気の地合いを経験したため、デジタル資産には1億300万ドルの純流入がみられたとのこと。これは、2週間前に目撃された仮想通貨投資ファンドの純流出からの変化を示すもので、興味深いものである。

仮想通貨投資ファンドは12月に入って以降、中旬には1,600万ドル(約22.8億円)の小規模な純流出を目撃し、9月以来11週連続の流入に終止符を打ったが同氏のX(旧Twitter)への投稿によると、これらの投資ファンドには先週1億300万ドルの純流入があったという。予想されていた通り、ビットコイン(Bitcoin/BTC)が再び先頭に立ち、総流入額の85%を集め、ビットコインには先週8,700万ドル(約124億円)の流入があり、今年の純流入総額は17億5,800万ドル(約2505.5億円)となった。

また、イーサリアムは790万ドル(約11.2億円)の純流入でアルトコイン市場をリードし、2023年の純流入総額は2,300万ドル(約32.8億円)となった。さらに、ソラナ(Solana/SOL)も600万ドル(約8.5億円)の純流入でこれに続いた。なお、現時点で2023年のソラナへの総流入額は1億6,200万ドル(約230億円)に達しており、これはソラナに対する機関投資家のセンチメントの改善を反映している。

一方で、同じ週に純流出を記録したのはライトコイン(Litecoin/LTC)とアバランチ(Avalanche/AVAX)投資商品のみで、それぞれ40万ドル(約5,700万円)と260万ドル(約3.7億円)であった。

国別に見てみると、ドイツが4,160万ドル(約59億円)で最も多く流入しており、続いてカナダが2,580万ドル(約36.8億円)、米国が2,040万ドル(約29億円)、スイスが1,500万ドル(約21.3億円)となった一方で、スウェーデンは870万ドル(約12.4億円)の純流出となった。運用資産総額は現在520億ドル(約7.4兆円)に達し、仮想通貨時価総額1兆6,500億ドル(約235兆円)全体の31%を占め、そのほとんどは米国で取引されており、米国を拠点とする投資ファンドは378億ドル(約5.4兆円)相当の資産を運用している。

ステート・オブ・ザ・マーケット

デジタル資産ファンドへの投資は、スポット市場価格のセンチメントに大きく関係しており、その結果、先週の純流入額はビットコイン主導の価格急騰を反映している。

CoinGeckoより画像引用

仮想通貨は週中に何度も1BTC=4万4,000ドル(約627万円)を超えた後に調整し、12月27日にはCoinGeckoの最新データによると、1BTC=6,054,930円(42,474ドル)前後で推移しており、時価総額は118兆5,748億円(8,317億ドル)を超えている。アルトコイン市場におけるイーサリアムのリードは10月以降、ソラナの影に隠れているものの、直近7日間で53%上昇し、12月25日に124.92ドルの年間最高値を記録している。

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