リップル最新レポート:主要な障壁克服技術の理解欠如を指摘

Ripple が最新レポートで技術への理解欠如を指摘

国際間送金ネットワークを手掛けるRippleは、ビジネスにおける仮想通貨トレンドに関する最新レポートを発表し、国境を越えた既存ビジネスに対する主要な障壁克服技術への理解欠如を指摘していることが分かった。

Ripple によると、ブロックチェーンと仮想通貨技術は、CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)とともに、機関に大きな影響を与えると予想。仮想通貨やNFT(非代替性トークン)などのさまざまなテクノロジーは、企業や政府によってさまざまな方法で活用されており、新たなユースケースが明らかになってきている。しかし、これらの新テクノロジーは、誕生したたばかりの状態であり、多くの人がその可能性を完全に理解できていないことに加え、規制が重く適用されていることを考えると、仮想通貨業界はこれらの障壁を克服し、より広く採用するのに苦労しているのが現状である。

仮想通貨とNFTとCBDCと

Rippleの最新レポートは、仮想通貨とブロックチェーンに対する多くの消費者の関心について、NFTの功績を認めている。

NFTのユーザーエクスペリエンスが“インフラストラクチャーとデザイン”のために簡単ではなかったことは指摘しているものの、一定の功績を認めた形となっている。Rippleの推定では、仮想通貨の観点からはより物議をかもしているものの、CBDCは仮想通貨とステーブルコインによって行われてきたことを追加し、それによってブロックチェーンのフライホイール(※1)を実現すると予測している。

(※1)フライホイールとは…
ビジネス上の小さな勝利の積み上げ・蓄積が、時間の経過とともに大きな力となり、最終的に持続的なビジネス成長が実現されること。

しかし、次のステートメントは、仮想通貨などのトークンの影響について大胆な要約を示しており、金融機関と企業の両方の金融リーダーが、仮想通貨を含むトークンを推進する基本的なブロックチェーン技術よりもさらに「強力な力」と見なしている。そのためRippleは、トークンが最初にローンチされたときの一般的な売買パターンに続き、場合によってはより洗練されたプログラム可能性の向上に道を譲ると考えている。これは現在、NFTとCBDCにて起こっていることである。

機関投資家は、ヘッジを含むポートフォリオ管理と、支払いのための仮想通貨に最も価値があると考えている事から、DeFi(分散型金融)などのテクノロジーを中心とした幅広い用途は、ほとんどの機関でまだ調査されていない。

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