Revolutが押収全体での仮想通貨サービス提供ライセンスを取得

Revolutが規制当局からCASPライセンスを取得

英国に本拠を構えるデジタル銀行Revolutは、CYSEC(Cyprus Securities and Exchange Commission =キプロス証券取引委員会)から認可を受け、EEA(European Economic Area=欧州経済領域)全体で仮想通貨サービスを提供できるようになったことが分かった。

報道によると、Revolut は、EEAの顧客に仮想通貨を提供するための認可ライセンスを確保しており、EEAの1,700万人の顧客にサービスを提供できるようになる。同銀行はCYSECからCASP(Crypto-Asset Service Provider =暗号資産サービス プロバイダー)ライセンスを取得しており、同銀行は、CYSECからCASPの運用ライセンスを受ける初の機関となった。さらに、この青信号は、ヨーロッパの中心に仮想通貨ハブを設置するというデジタル銀行の計画を実現するのに役立つとのこと。

仮想通貨エクスポージャーを提供するRevolutの計画

キプロスの仮想通貨歓迎アプローチは、RevolutがCYSECから運用ライセンスを取得する決定に影響を与えている。

CASPライセンスの取得は、顧客に仮想通貨を提供するというRevolutの最終目標に向けた一歩にすぎず、同銀行は、MiCA(Markets in Crypto Assets =仮想通貨市場)法案が可決されると予想しているため、MiCA が設立された際、各国にサービスを提供できるように欧州規制当局の許可を得ようとした。

また、Revolutは英国からの仮想通貨規制の認可を求めたものの、その努力は完全には実らずに終わっている。同銀行は、英国FCA(Financial Conduct Authority=金融行動監視機構から一時的な承認を受けただけにとどまっている。2022年6月には、Revolutの創設者兼CEO(最高経営責任者)であるニコライ・ストロンスキー(Nikolay Storonsky)氏は、FCAの規制プロセスの遅さを批判している。

Revolutには300万人を超える英国の顧客が居り、これらユーザーに、完全かつ規制された仮想通貨を公開することは、フィンテック企業にとって最重要事項であり、顧客向けのサービスに仮想通貨を完全に組み込むための努力を惜しむことなく続けてきた。最近、同銀行は仮想通貨チームを6カ月で20%拡大する計画を明らかにしている。さらに8月3日(水曜日)、Revolut は、仮想通貨の提供をさらに22銘柄のトークン増やしたことを明らかにしており、英国およびEEAの顧客が利用可能となっている。

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