Galaxy Digitalが第2四半期に巨額損失を公表
Galaxy Digital Holdingsは8月8日(月曜日)、2022年6月30日までの3カ月および6カ月間の財務を発表し、巨額の損失にもかかわらず、マイク・ノボクラッツ(Mike Novogratz)CEO(最高経営責任者)は、長引くボラティリティーを乗り切る強い立場にあると語っている事が分かった。
仮想通貨取引、管理、投資会社である同社は、8日の第2四半期に5億5,470万ドル(約748.5億円)の純総合損失を報告しており、前年同期の損失の3倍以上の損失を計上したことが分かった。声明によると、損失は主に「デジタル資産と、トレーディングおよびプリンシパルインベストメント事業への投資の未実現損失」に関連しており、レポート発表時点で、同社投資額は7億5,390万ドル(約117億円)で、3月から2億5,200万ドル(約340億円)減少している。
ノボクラッツCEOは強気の姿勢を貫く
損失は、マイニング収益の増加によってわずかに相殺され、1,090万ドル(約14.7億円)になったが、その額は同社の全体的な損失に比べれば微々たるものである。
また、同社は損失について、“特定の投資の慎重な実現”によってさらに相殺されたと報告したにもかかわらず、依然として10億ドル(約1,349億円)の現金と4億7,430万ドル(約640億円)のデジタル資産ポジションを保持していることから、強力な流動性ポジションを報告している。ただし、そのうちの2億5,620万ドル(約345.6億円)が非アルゴリズムのステーブルコインで保有されていた事も注目されている。
同社は2022年5月、400 億ドル(約54億円)もの巨額な崩壊の前にテラ(Terra/LUNA)を支援していたことで知られていたものの、LUNA 損失額は公表されていない。ノボクラッツCEOは、株主、パートナー、コミュニティに宛てた書簡の中で、暴落後のベンチャー投資には謙虚さが必要であることを常に思い起こさせるものになるだろうと記述している。同CEOは、同社の最近の業績について前向きな姿勢を維持。市場の低迷にもかかわらず、同社は長期的な成長に向けて強力な立場にあると主張しましたうえで、次のように語っている。
困難な市場とマクロ経済環境の中で、Galaxyが優れた業績を上げたことを誇りに思います。慎重なリスク管理と厳格な信用基準への取り組みにより、10億ドル以上の現金を含む15億ドル以上の流動性を維持することができました。