スターバックスがweb3イニシアチブを発表へ
米国・シアトルから始まった世界最大のコーヒーチェーン店で、日本にも多数の店舗を抱えるスターバックス(Starbucks Corporation)は、2022年9月に開催が予定されているインベスターデーイベントで、コーヒーをテーマにした NFT(非代替性トークン)を含むweb3イニシアチブを発表する事が分かった。
同社は2022年初め、当NEXTMONEYの2022年5月5日付けの特集記事「スターバックスは2022年後半に独自NFTコレクションを立ち上げる予定」で報じたように、web3市場に参入する計画を発表。同NFT はデジタル収集品として機能するだけでなく、所有者に限定コンテンツやその他の特典へのアクセス権を提供すると述べていた。当時スターバックスでは、NFT のデビューセットがどのように見えるか、それが提供する特定の機能、さらには構築しているブロックチェーンについての詳細をほとんど提供していない。全体として同社は、デジタル収集品が、増加するビジネスを生み出す可能性があると考えている。
Web3計画が適合するのか模索と実験を繰り返すスターバックス
他の多くの小売業者やブランドと同様、スターバックスはweb3が将来の計画にどのように適合するかを実験している。
6 カ月前の時点で、消費者の半数以上にあたる54%がweb3という言葉すら耳にしたことがなく、それが何を意味するかは言うまでもない。そのため、スターバックスはweb3のアーリーアダプター(※流行に敏感かつ情報収集し判断する層)になることを望んでいる。モバイルアプリの圧倒的な成功により、顧客はこの新しいチャネルで小売業者とやり取りすることを信頼するようになると考えている。さらに、NFTを同社のロイヤルティプログラムと統合することで、スターバックスはweb3の一貫した使用を奨励している。他の小売業者やブランドが傍観者として見守る中でスターバックスは、NFTとweb3に取り組んでいるものの、それが正しい決定であるかどうかは、まだ未知数である。