スターバックスがNFTコレクションの立ち上げへ
スターバックスは、2022年後半に発売される独自NFT(非代替性トークン)を作成する計画を発表した事が分かった。
スターバックスNFTは、所有者に、コーヒーを中心にしたコンテンツ体験やその他の特典へのアクセスを提供。また、Web 3.0のエクスペリエンスには、スターバックスがアート、音楽、本など、長年にわたって展開してきた他分野にも拡大する可能性がある。同社はブランド化されたNFTコレクション作成を計画しており、その所有権はコミュニティメンバーシップを開始し同メンバー限定体験や特典へのアクセスを提供していくとのこと。さらに、これらのコレクションテーマは、スターバックスの芸術的表現から生まれ、伝統と新規作成されたもの両方、および他のイノベーターや志を同じくするブランドとのワールドクラスコラボを通じて生まれるとのことだ。
NFTコミュニティにも言及
スターバックスのメンバーシップに入るには、スターバックスアプリにあらかじめ設定されている最低金額以上をデポジットする必があり、ここに入金されたお金は返金不可であり、顧客は店頭での購入にのみ使用できる。
スターバックスでは顧客が残りの残高を現金化できないため、スターバックスウォレットを空にする唯一の方法はコーヒーを購入すること以外には現時点ではない。この様なモデルにより、同社は消費者の残高を活用でき、2018年度年次報告書によると、スターバックスの顧客はアプリに約16億ドル(約2,070億円)を持っていたとのこと。同社はブログで、今後さらに最先端のテクノロジーを採用し、革新し、アクセスしやすく親しみやすいものにしたいと語っている。
Web3エクスペリエンスを「第3の場所」と呼ぶ同社は、人々がコーヒーを飲みながら帰属意識を感じられる自宅と職場の中間場所と位置付けている。また、“環境的に持続可能”なプラットフォーム上にNFTコミュニティを構築することにも言及したものの、詳細については明らかになっていない。同社初のNFTコレクション、メンバーシップ、コミュニティは、段階的なアプローチで今年後半に開始され、初のコレクションは将来のコレクションとコラボレーションのコアデジタルコミュニティとバックボーンを形成していくとのことだ。